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"RENEW!"
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雨の休日の昼間うとうとしていたら 電話が部屋中に響き渡った。 受話器をとるととても懐かしい声の女性だった。
「瑠唯ちゃん元気?」 その彼女は仕事の一つ上の先輩だったが 旅行に行ったりご飯を食べたりする間柄だった。 彼女の電話はいつも急な話が多かった。
「急な話で申し訳ないんだけれど ○月○日あいてないかな?」
ご結婚のお祝いパーティをするのだと言う。 私がおめでとうを言うまでに 数十分彼女の話に耳を傾ける事になった。
私が最初の会社を辞めてどのくらいになるだろう、 年賀状の間柄になって長い月日が流れてしまった。
「申し訳ないんだけど その日結婚記念日でね出掛けちゃうんだ、ごめんね」
宿泊予約を取ってしまった事を伝えた。 こちらのお祝いには出席してくれたのに、 なんだか申し訳なく小さな声で応えた。 雨の音で消えてしまいそうな声で、 ちょっと寂しい気持ち。
「お祝い」の気持ちが彼女に直に言えなくなってしまった。
*****
私は30代なので結婚式のご招待は年々減少する。 私の近い友人達は半分くらい独身生活を満喫しており、 結婚についてあまり深い話をした事がない。 近い間柄といえども立ち入った事を聞けない事が 障害なのかなと考えたりして。私が気にしすぎなのかも。
結婚を決意して周りの人に祝福されたい、 そう思っている友人の気持ちには 微力ながらも役に立ちたい。
目の前で祝福は出来ないけれど、 お祝いに幸せの二人の姿がいつでも輝いているように プレゼントとして銀のフォトフレームを探しに 明日街へ出掛けてこよう。
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