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2004年10月05日(火) お祝いの気持ち.


雨の休日の昼間うとうとしていたら
電話が部屋中に響き渡った。
受話器をとるととても懐かしい声の女性だった。

「瑠唯ちゃん元気?」
その彼女は仕事の一つ上の先輩だったが
旅行に行ったりご飯を食べたりする間柄だった。
彼女の電話はいつも急な話が多かった。


「急な話で申し訳ないんだけれど
 ○月○日あいてないかな?」

ご結婚のお祝いパーティをするのだと言う。
私がおめでとうを言うまでに
数十分彼女の話に耳を傾ける事になった。


私が最初の会社を辞めてどのくらいになるだろう、
年賀状の間柄になって長い月日が流れてしまった。


「申し訳ないんだけど
 その日結婚記念日でね出掛けちゃうんだ、ごめんね」

宿泊予約を取ってしまった事を伝えた。
こちらのお祝いには出席してくれたのに、
なんだか申し訳なく小さな声で応えた。
雨の音で消えてしまいそうな声で、
ちょっと寂しい気持ち。

「お祝い」の気持ちが彼女に直に言えなくなってしまった。

*****

私は30代なので結婚式のご招待は年々減少する。
私の近い友人達は半分くらい独身生活を満喫しており、
結婚についてあまり深い話をした事がない。
近い間柄といえども立ち入った事を聞けない事が
障害なのかなと考えたりして。私が気にしすぎなのかも。

結婚を決意して周りの人に祝福されたい、
そう思っている友人の気持ちには
微力ながらも役に立ちたい。

目の前で祝福は出来ないけれど、
お祝いに幸せの二人の姿がいつでも輝いているように
プレゼントとして銀のフォトフレームを探しに
明日街へ出掛けてこよう。


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