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2004年09月11日(土) なんとかなる.


いつも困難と苦しみから
生き抜いてきたかというと
首を傾げるところがある。
亡くなった父に言われた言葉
「お前は考えない奴だな」
そう、私はそんな奴なんだなと思うことがある。

子供の頃ふと思った。
「なんでこんなに手がふやけるのだろう?」
鉛筆を握った手は緊張と不安のあまり
沢山の汗をノートの紙に吸わせてしまう。
手を拭いても洗ってもどうしようもないことだった。
民間方法も底をつくようになって
母の私への悲しそうな顔をみたとたん
手首から先の手は
私の体の一部じゃないようにいつも思うようにした。

友達は元より好きな人が出来ると
最初に手を繋ぐ事を一瞬躊躇する。
こんなに油っぽいそして水に浸ったような手を
好きな人に受け取ってくれるのだろうか。
言葉で「君の事好きだよ」と言っても
体は素直に反応する。
その反応に私の心はは敏感になってしまう。

大人になると更に限定されて症状があらわれた。
仕事が多忙になったり
環境が大きく変化したり
そうなると私の両手の掌は
小さな水泡が多く出来て
それがやがては破裂し皮膚が破れてくる。
その様を私は人に見せる事はなかった。

全部が剥がれ落ちると
何事もなかったように
普通の手に戻る。
一時的な手のその姿が
余計に「醜い」ことを長い間捉えていた。

「病気」だと思えば
それはそれで治療という道が開ける。
色んな薬をつけてみた、
色んな方法で試してみた。
長年闘っていても
自分の中の根本的なところが
改善されなければ
おなじ症状が出てくる。
それが私の答えになった。

だからこれが自分の特徴だと思えば
それはそれで生活は出来る。
流れる自分の中の季節達を感じるには
手に出来た「体からの悲鳴の涙」を
止めずに流す事だと分かったから。

なんとかなる。

その考えが私の中で生きている限り
他の事は考えないでいたのを
父は知っていたと思われる。
というのも今では父の本当の心の内を知ることは
出来なくなってしまったからだ。


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