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2004年08月23日(月) 熟したものにかぶりつく感覚


熟したものにかぶりつく感覚は
一生やめられない。
言葉では表現できないから。


夏には熟したトマトにかぶりついていた。
大人になった今よりも
もっともっと子供の頃食していたように記憶している。

トマトの何が好きだったんだろう、
そう考えると不思議で仕方がなかった私は
夏空に想いを浮かせて考えてみる。

冷蔵庫を開けては
トマトの在庫を確認し
母に強請り
小さな青い皿にのせて眺めて
そして料理用の四角い器に入った
塩を持ち出す子供の私が
目の前に浮かぶ。

紅という色
かぶりついた時のぷちっと皮が破れる瞬間
じゅくじゅくした柔らかさと
ざらざらした舌触り
甘くて酸っぱい味わい
指から伝わる温度
そして手が汚れても
お構いなしの食べるスタイルが心地いい。


まてよ、熟したものに
かぶりつく感覚は他にもある。
そんな気持ちでするのは
恋人とキスをしている私が頭の中にいた。


恋人の唇は熟したトマトのように味わい深い。
さらっとしたキスも捨てがたいけれど
やはりどんな味がするのだろうと
探索するディープキスの方が好き。
他人に見られないところでするからまたいいのだ。
二人の世界でまったりできる。


唇に接触して口が開く瞬間
口の内側の肉と
舌の感触と温かさ
指は体を愛撫するかもしくは接触しながら
唾液が甘く感じたり、
直前に味わった飲み物の味だったり
いつも違う味わいに魅了される。

熟したものにかぶりつく感覚は
トマトだけではなく
私にとっては
愛している人に伝える行為、
それは言葉にならない想いを伝える、
それだけである。


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