駅に向かう途中シャシャシャと氷の切る涼しげな音は私の脳裏に焼きついて離れない。駅に向かわず私は氷屋さんの夏氷に舌鼓していた。シロップが器に入っているところに削った氷を鎮めてそれをスプーンでシロップの海にシャリシャリと崩しながら食べる。暑い夏の空の下で黙々と食べる。地面に落ちる影が益々濃く感じた。