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"RENEW!"
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子供の頃に、父と毎週日曜日には 公園へ行ってひと遊びし、 帰りはパン屋さんで食パンをスライスしてもらい、 アイスクリームを買う習慣があった。
父に遊んでもらったという記憶はないのに、 そこにいらっしゃったお店のお婆ちゃんの笑顔と 食パンを切るスライサーの音 そのお店の面影が忘れられない。
ある日保育園帰りの息子と踏み切りのところで 電車が通り過ぎるのを待っていた。 自転車の前に乗っていた息子を覗いて 知らないおお婆ちゃんに声掛けられた。
「これから夕飯かい? いいねぇ、ぼく」 と息子の頭を撫でた。 息子は恥ずかしそうに夕焼け空を見上げ、 それを見て、私も苦笑いをした。
ふと見るとそのお婆ちゃんは 跡形もなく居ない。 遮断機が上がって、 線路の上を家路につく人々だけが 私の自転車の両脇を通り過ぎた。
「違う踏切へ行こうよ」 息子は笑顔でそう言った。
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