子犬日記
むかしのことちょっと前ちょっと先


2004年12月22日(水) クリスマス用の本、雪の結晶の本。

クリスマスでにぎわう巨大本屋内を、
ああでもないこうでもないと歩き回りながら
ブックハンティングしてきた。

『ぐるんぱのようちえん』西内 ミナミ・堀内 誠一(福音館書店)
一歳半のYちゃんへ。
ママに読んでもらわないと無理だろう…。

『ピヨピヨマーケット』工藤 ノリコ(佼成出版社)
三歳になるS姫へ。
スーパーマーケットを活写する絵が細かくて、楽しめる。
自分たちの好きなものを買い物かごに山積みにする、
かわいくないヒヨコたちがかわいい。

『だんごむし そらをとぶ』松岡達英(小学館)
五歳のA姫へ。最近虫が好きだそうだから。
厳密には、ダンゴムシは昆虫じゃないけど気にしない(笑)
主人公が主人公だけに、それだけでひくひともいるだろうが、
これは楽しい。緻密だがリアルすぎない絵である。

『2ひきのいけないあり』オールズバーグ(あすなろ書房)
子犬へ。
ずっとオールズバーグの絵本を買う機会を狙っていた。
『ジュマンジ』でも『急行「北極号」』でもよかったのだが、
最終的には自分の趣味で決めた(殴)
ウェルベルの『蟻』みたいなシュールなテイスト…では無いと思うが
クールな絵が今までのオールズバーグと一味違う(笑)

アメリカで優れた絵本画家に贈られるコールデコット賞の受賞者、
ウィーズナーの『かようびのよる』も、いつも気になる。
カエルがかわいくてかわいくて。いずれ買うだろう。
おなじコールデコット賞の『雪の写真家ベントレー』も欲しかったが、我慢。
またこんど。作者はジャクリーン・ブリッグズ マーティン。BL出版より。
ベントレー氏自身が撮った雪の結晶写真集も
『Snow Crystals (Dover Photography Collections)』として
Doverから出ている。
Kenneth Libbrechtの『The Snowflake: Winter's Secret Beauty』も
いいなあ。ベントレー氏の写真について解説されているらしい。

自分用にも一冊…と思って、
昔とても好きだった『ビロードうさぎ』を手にとって、
不覚にも涙しそうになって逃げた。
『かわいそうなぞう』なんて、あの絵を見るだけでもうだめだ。
どうしても止められなくなった嗚咽を思い出してしまう。
小さい頃に読んだきりでも、生涯にわたって強い力を及ぼす。
それが絵本の魔法だ。
小さいひとたちに渡すときは、心して選ぼう。


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