ヤミで - 2004年07月07日(水) 白いコットンのワンピースに薄手のカーディガン、涼しいようにと配慮した服装の筈なのに、あまりの陽射しと湿度にぐったりしてくる。友人の車で食事に向かう時、こちらで運転するのは怖くないのと尋ねてみたら、「車線が逆だから、最初は怖かった…でも元々免許をヤミで取ったから、向こうでも路上教習ってしなかったけどね」とさらっと言うので、思い切りのけぞる。「それってどういうこと!?」と詳しく訊くと、信じ難いような事実が淡々と語られる。「そういうのがあるって事は、結構世間では暗黙の了解みたいなものなの? それとも一部の人しか知らないのかな」という問いには、「知らない人の方がずっと多いと思う、私も声かけられるまで知らなかったし」。世の中わからない事がまだまだ色々あるものだ、もしかして日本にもそういうシステムがあるのだろうか。私は教習無しで路上に出たら間違いなく事故を起こすだろうから、ヤミ免許システムがあったとしてもチャレンジしてみたいとは思わない気がする。本物のハンドルを握った事もなくいきなり運転を始めた彼女の度胸とセンスには、心底感服してしまう。 -
|
|