夕暮塔...夕暮

 

 

日がな - 2004年05月03日(月)

もう何曜日だかよくわからなくなってしまいつつある。母と一緒にパンやシフォンケーキをいくつも作り、夕食後は鯉が泳ぐのを眺めて、祖父が最近撮った写真のファイルを見せてもらう。ヒマラヤとトルコ、モンゴルの平原を駆ける少年の後ろ姿、雪山と花々、それから満面の笑みの赤ちゃん。可愛いなあと思ってよく見たら、口にくわえているぴかぴかしたものは、よくある100円ライター。慌てて「お祖父さん、これ、ライターくわえてますよ!」と注意すると「気が付かなかったー!」と驚いている。私の隣で、祖父が編纂に関わったとかいう地方文化辞典みたいものを熱心に読んでいた妹も、呆れたような困ったような顔で「おじいさま……」とアルバムを見つめる。この人と赤ちゃんを2人きりにしておくのは、明らかに危ない。
まだできるだろうかと弟を抱っこしようとしたら、逆に抱きかかえられた上にぶんぶん振り回されて悲鳴を上げた。容赦ない振り回しぶりに、目がまわる。


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