夕暮塔...夕暮

 

 

緑なす - 2004年04月18日(日)

五分袖の淡い水色をはためかせて下る坂道はもうまるで初夏の空気、やっぱり日傘が必要だったかなとゆるく後悔しながら気持ち良く向かい風を受ける。ひなたぼっこの猫に挨拶していると、飼い主らしき老婦人が「キョウちゃん、お水飲むう〜?」と大きなバケツに水を張って持ってきた。いくらなんでも多いだろうとちょっとびっくりするけれど、それも大雑把でいい感じ。外猫と人は多分これくらいの距離でちょうどいい。あれこれと買い物した後食べたほおずきの果肉を練り込んだジェラートは甘酸っぱくてさわやか、街路樹の銀杏の葉も金色に緑を透かして、もうどこにも早春のストイックな気配はない。




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充足を色に変えたらこんな風かも知れぬ緑なす金色の


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