木の芽時を - 2004年04月15日(木) 木の芽時を過ぎてから新年度の慌しさが落ち着くまでのこの期間、人は少なからず心ざわつかせて過ごすものだけれど、2人の上司も足並みを揃えたように変になってしまった。しょうもない方は気持ちの悪さに拍車がかかるばかりなのでもう淡々と放っておいた、心配なのは尊敬している方の上役で、とにかくあらゆるものが不安で不安で不安のどん底的心境らしい。今にも「お願いだから手が空いてる時はずっと僕のそばにいてくれんか」と口に出してきそうな勢いだ。セクシャルな意味合いが全く介在しないことを知っているから、単純に痛々しくてかわいそうになる。きつい棘を持つ同格陣に散々苛められているのだろうなと推察したらいかにも気の毒で、しばらく望むようにしてあげようかと思っていたら、彼の部屋を退出した途端に同期は「あんな様子じゃ困る」と渋い顔を作る。私はそれに続く酷評を肯定も否定もしないままで聞きながら、自分の甘さを噛締めている。 -
|
|