夕暮塔...夕暮

 

 

出世 - 2004年02月12日(木)

敬愛している方の上司は、何がなんでも私と同期を出世させてやろうと考えているらしい、最近特にそれを前面に出すようになってきて、しばしば困惑する。この仕事を大切に思っているしずっと続けたい、それには間違いなく胸を張れる、だけど出世するかどうかとは全く別の問題だと思う。
「…私も貝塚さんも、出世するつもりはないんです」 私にしてはきっぱり伝えてみるけれど、間髪入れずに「ダメー!!」と否定されてしまう。この人の才能とクリーンさをを心から尊敬しているし憧れている、後ろ髪にぴょこんとついた今日の寝ぐせや、何度注意してもファイルをデスクトップに保存するという悪癖さえ可愛いと思ってしまうくらい大好きなのに、どうしてもそこだけわかってもらえないのが、ほんとうに、困る。半分位は私たちの先々を考えて言ってくれているのだと思うと心苦しいけれど(残り半分のうちの2割くらいは本人の権力欲だろうと思う。しかしそれすら彼の魅力を減じる要因にはならない)、どうやっても頷けない。


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