夕暮塔...夕暮

 

 

異国の雪夜 - 2004年01月14日(水)

きらきらとプラチナの砂のこぼれ落つ異国の雪の夜の安らかさ





故郷より一万キロのこの国の夜に落ちる雪もただ安らかに






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友人の暮らすNY郊外の街、最寄駅に着いたら恐ろしく細かい雪が降り始めていた。乏しい灯りの中で、プラチナの粉が波になって降りてきたように煌めく。雪国で育って色んな雪を見たけれど、こんなに細かくて光を帯びた雪は初めてだ。やっぱり土地が違うと雪質も違うかなと思いながら1人でささやかに感動する、多分今ここは氷点下十数度、気温の要因も勿論あるのだと思うけれど。友人の彼が「雪はいいね、寒いのは好きなんだ、Yurikoはそうじゃないみたいだけどね」と夜を見上げ、友人は「日本みたいな牡丹雪が降ることもあるよ、でも、今日は、ちょっと、…うう、さむい……」と肩を縮める。







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