夕暮塔...夕暮

 

 

- 2003年11月04日(火)

訳の不自然さを指摘された彼女のイラつき具合があまりにあからさまなので、その場の空気がどんどん不穏になっていく。既に下訳を一度読み合わせて修正した筈だったから、ここでこんなに手間取るとは思っていなかった。本人も多分そう思っていて、それでますます腹が立つのかもしれない。
「これ残りどうする!?」
「明日、会議前の空き時間に続きをやることに」
「そこで終わるかな…」
「いや、終わらせようよ」
そうしたら、木曜は久々のオフになる。ここ二週間程休息日がないままに生活しているのでちょっとしんどい、同期も月−土で働いて日曜は関西の学会に行っていたのだから、いくら体力自慢でもいい加減疲れているんじゃないだろうか。ああ、できれば三日くらいのんびりお休みしたい、世の中では山茶花が咲いてはほろほろとこぼれているのに、こんな殺伐としたのはいやだなと思う。この間の悪夢、皮膚に刺さる直前の蛇の白い牙が頭をかすめて、ちかりと光っては生々しく警鐘を鳴らす。


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