夕暮塔...夕暮

 

 

いのち絶えゆく - 2002年09月10日(火)

曾祖母の いのち絶えゆくさま照らし 灯火は揺れる日々細々と




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多分、もうそんなに遠い先の事じゃないのだ。会う度に目に見えて衰えてゆく曾祖母の躰はどんどん縮んでゆくようで、私はそれに気付いて時折ぞっとする。「近い」 という事に直面して、やがて来るその日の事を考える。古めかしい紫の房の下がった襖の向こう、曾祖母の部屋には随分長いこと足を踏み入れていない。彼女は頑固に自宅で暮らす事を望んでいるけれど、病状と周囲の状況を考えたときにそれが即ち本人のためとは言えない。 


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