uchie◎BASSMAN’s life

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2005年04月02日(土)
■the freaque’s live vol.5 at CLUB24WEST

あっという間にライブの日がやってきた。soul view now!というモッズやポール・ウェラーをリスペクトするバンドの“from the biginning”という企画だ。
DJはBert's Apple Clumble。
夜の部でリハなしということで、僕らthe freaqueはいつもの中野のスタジオでリハに入った。セットリストを2回繰り返し、調整を行った。それでも現場でリハなしというのは、アンプの状態が分からないので不安なものだ。
しかもライブ活動を始めてまだ4か月。横浜に我々のファンはいない。温かく迎えてくれるかも分からなかった。
僕らはバスに乗り東横線に乗るために渋谷へ向かった。機材を抱え込んで席に座り、好きなビートルズの歌やバンドのコーラスパートを何気なく頭の中で繰り返していた。
渋谷に着くと腹ごしらえした。こんなとき、元気を出すために僕はよくカレーを食べるのだ。もっとお金があったら、糸目をつけず分厚いステーキを注文するだろう。しかしアルコールは禁物だ。弱いのでステージ前に飲んだことは一度もない。
東横線に乗ると、運良く僕らは向かい合っている席を陣取ることができた。ちょっとツアーへ出かけるみたいだ。食べた後だったので3人とも仮眠した。
滅多に関内には来ないので、東京の様子と違うのを感じた。
ライブハウスの中に入ってみるとより一層そう感じるのだった。ひとの立ち振る舞いもなんとなく違う。僕も神奈川県育ちなので本来違和感ないはずなのだが、数年間東京に住んでるとその環境に慣れてしまっているものなのだ。
どうも自分の立ち位置が分からなくて所在無くふらついていた。
しかし本番になってステージに上がってみると、そこが自分の世界であることをはっきりと自覚する。どこの土地であろうと、ベースアンプの前の空間はまさに自分のもので、表現の場なのだ。例え自分達の客がいなくても恐れることはない。
自分の作るべき音質は分かっているので、少し弦を弾きながらイコライザーを調整し、帯域のチェックをし、ボリュームはベース本体に少し遊びを持たせて演奏中に細かく調整することにした。こういうときにもスティングレイの機能性は発揮する。よくモッズなのになぜスティングレイかと聞かれるが、アイテムの問題ではなく、奥深いとこまで見えているかどうかが重要だ。
急いでセッティングを終らせるとmercのシャツに着替えて登場した。もちろん緊張はするが、30分間この人達にいいショウを見せようと劇奏するのである。
きょうは演奏中お客さんの顔がひとりひとりはっきりと見ることが出来た。人と向かい合うというのがたまらない刺激だ。PAのひとやバーカウンターの人すら撒きこもうと、コーラスをとるときにベースのネックを見ずにがっつりと前を向いた。
演奏が終るとPAの人がステージで熱く声を掛けてくれたのが嬉しかった。リハなしだったのに、よく対応してくれたと思う。それほどやりにくさは感じなかった。

ライブが終るとDJのアキラ氏と話しをした。そう、彼とは以前チョコレートギャングがまだマーブルでやっていた頃に実は会ったことがあるのだ。つまりUPPERS!のメンバーと繋がりがあるのだ。また会えて良かった。
打ち上げでは他のバンドのメンバーと話しをしてみた。みんなやはりスモールフェイセスやザ・フーが好きで、そういう話題で盛り上がった。特にsoul view now!ベーシストのS氏とは共通項が多くて驚いた。
また対バンしたいバンドだ。