uchie◎BASSMAN’s life

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2001年02月16日(金)
■STINGRAY

新しいベースを購入した。アーニーボール・ジャパンのスティングレイである。メイプルネックでボディーもピックガードも白。
前から何かベースが欲しかったけど、なかなかいいものが見つからなかった。楽器屋へ行く度、試し弾きしていた。
フェンダー・ジャパンのジャズベース。これはネックの先が細くなっていてちょっと弾きづらい。しかもネックとボディーのバランスが悪い。確かにうまく弾けばいい音がする楽器ではあるが。しかし、世の中最もよく使われているベースで、ひねくれものの私はそれに従いたくもなかった。プレべもそうである。テレキャスベースは自分の体には大きすぎた。完全に弾かされていた。ルックスは好きである。ジャズべのマーカスミラー・モデルは音作りが難しかった。やたらとトレブリーな音になって、甘い音は出にくい。マスタングは小さくて使い易いけど、この頃流行ってたし、もっと迫力のあるのが欲しかったからやめた。リッケンバッカーは非常に曲者だ。新品のだと明らかにパワー不足だ。あのスカスカ感は楽曲を選ばなきゃいけないだろうな。ルックス的にはかなり好きだけど。そのうち中古で白のやつを買いたいと思う。SGベース中古からエピフォンのモデルまでいろんなとこで試してみた。中古のだとかなりマイナーチェンジがあったらしくて仕様がさまざまだ。特にピックアップが2つあるやつは好きだけど。セレクターで音が変えられて、結局見極めるのが難しい。ヴァイオリンベースもまた憧れのひとつだ。かなり美しい作りをしている。しかし実際弾いてみるとおもちゃのような軽さ。音の安定がよくない。ネックが細すぎ。でも面白い音なので余裕があれば欲しいところだ。レプリカでリバプールなんてのがあるが、3万円ぐらいの値段の割には本物に近い音が出たりする。セミアコタイプは他にもいろいろ試したがどれも弾き易いものではなかった。
そこでいきついたのがスティングレイ。カッコイイ現代ベースではあると思っていたが、60年代好きな自分としては、憧れの誰かが使っていたなんてことがもちろんないのである。思い入れがなかったから、いまいち今まで注目してなかったのだ。しかもハードコア系で人気があるし、電池式だし。
しかし試してみると実に使い易い。まずネックとボディーのバランスがすばらしく良い。体にぴったりくる。ネックの太さも丁度いい。高音・中音・低音でトーンコントロールが分かれているから音作りがしやすい。弦が裏通しになってる為、高音のサスティーンもしっかりしている。自分がこんなごっつい楽器を持つなんて意外でまた面白いではないか。
30分程弾いて買って帰った。新品のベースを買うのは初めてで、新鮮な気分だった。