さて、『ガールズモード』感想、その後半です。 各ブランドについて。
今回はバッグ専門ブランドとメンズブランドが加わっているが、メインたるレディスブランドは16。 数は前作と変わっていませんね。 内容も一部を除いてだいたい踏襲されているみたいですが。 今回わたしが一番感じたのは、ブランドごとの商品点数の格差です。 前作にも商品豊富なブランドとちょっと品薄なブランドはありましたが、今作になってその差が開いた気がする。 豊富なブランド『ラ・シュシュ』『AZ・USA』『フルートf』などは展示会に足繁く通ってもまだシーズン初見え商品が残ってたりして、仕入れにも気合いが入るんですけど、それ以外のブランドとなりますと…。 たとえば『カノコイ』なんぞは冬季シーズン2日展示会に足を運んだだけでコンプリートしてしまった。 ちょっと薄すぎるような気がするなあー。 ま、ともあれ、各ブランドについて思いつくまま述べてみましょう。
『AZ・USA』 前回に続くギャル系ブランド。 カッコよく、スタイルに自信がないと着られないような服ばっかり。 気品はないが覇気があって、品揃えも豊富で、コーデ楽しい。 自分では着ることのないジャンルのコーデほど楽しいものはない。
『フルートフォルテ』 フェミニン系ブランド。実際の自分はこの系統しか着ない。 現実的である分冒険心は満たされないが、自分が明日の出勤に着ていくつもりでコーデしたりすると、それはそれで実践的な楽しみがある。 前作『ソプラノ』はガーリーブランドとちょっと被ってたけど、今回は甘さより大人の女らしさを強化した感じですね。 柄物が極端に少なく、定番商品が増えた気がします。 無地物がほとんどで、ある意味で『ダブルU』に近い部分も…(まあ形や素材感はずっと豊富ですが)。 よくも悪くも無難。道を踏み外さない人のためのファッション。
『ラ・シュシュ』 ガーリッシュがテーマで、女の子らしいファッション。 『フルートf』と並び、最も標準的なレディースブランドですよね。 (『ラ・シュシュ』が甘め10・20代、『フルートf』が大人め20・30代くらい?) 前作ガーリーブランド『ノスタルジック』がフリル&リボン的可愛さで、一歩間違うと赤毛のアンの世界だったのに比べると、もっと幅広い意味での「ガーリー」を演出していて、かなり使える感じになっている気がする。 可愛いデザイン多くて楽しい。
『Jam Pack』 ポップでカラフル、元気な女の子のためのファッション。 こちゃこちゃとおもちゃ箱みたいな服や小物を組み合わせるのが楽しい。 色がたくさんあるので色キチになりすぎないように、でもカラフルさを充分堪能できるように、コーデも結構頭を使う。 不満点は靴下をもうちょっと充実させて欲しかったところ。 元気ファッションなだけにミニスカやショートパンツが多く足部分のアイテムが欲しくなるが、派手な柄物タイツだと服が引き立たないことがあるし、他ブランドの無地カラータイツと合わせると「それ違う」と言われるし…。 前作『Cherry Berry』にあったパステルカラーのひざ上シマシマソックスが欲しいー。
『Bisc Mary』 初めてお目見えした姫ギャルというカテゴリの服。 この単語自体初めて聞きました(すいません、若者言葉にとんと疎くて…)。 検索した結果、どうやらキャバクラから発生したファッション系統らしいということだけ把握しました。 まあデータ的なことはともかく。 服自体は柄も色も形も可愛いですね。 自分が若かったら着てみたい服ジャンルNo.1です。 でも…アウター少ない。 しかも前を閉じてしまうデザインがほとんどで、せっかく可愛くコーディネートしても変わり映えのしないアウターで隠れてしまう。 個々のデザインは可愛いのにそこが残念。
『HELGA』 高級品ばかり扱うラグジュアリーなセレブ向けブランド。 高級であると同時にちょっとキテレツというか…派手上品? 前作の『ch』も派手めという設定だったが、せいぜいヒョウ柄ジャケットとか…普通に派手だった。 まあ、あのくらいの派手さでも気品を損なわずに着こなせなければセレブの資格はないということなのでしょう。 このブランドはとにかく値段がゴージャスなので、客の予算にどう納めるかがミソです。 多くない予算で「セレブな格好したーい」という客には、『HELGA』の中でも比較的安値のアイテムを選りすぐり、また十分な予算のお客には豪華ドレスやアクセサリーや毛皮やら、その時しか売る機会のない高価なものをここぞとばかりに売りつける。 そういう意味で、他ブランドにはない、お値段組み合わせパズルゲームとして楽しんでいます(笑)。 (他ブランドでも予算枠はあるけど、その幅が極端で面白い) 欲を言えば、ネックレスがエジプト遺跡出土品のごとくゴツいので、も少し普通の重量のものもあれば使いやすいです。
『Marble Lily』&『Raven Candle』&『Stray Cat』 ロリータとゴスロリ、そしてロック。 前作ではどれも好きなブランドでした。 フリルひらひらのロリータとそこにダークな魅力の加わるゴスロリ。 ロックな不良ファッションもチェーンや鋲などのデンジャラスな雰囲気がかっこいい。 今回もそれは変わらないんだけど…。 なんとなく…3ブランドとも個人的には前作の方がコーデしやすかったです。 どうしてかな。 わたしは色を統一するのが好きなんですが、たぶん前作の方がそのへんが解りやすくできていたのかも。 まあ…今回の方がおしゃれ的に複雑になっていて、わたしがついていけなくなってるだけかもしれませんけど。
『G-mine』 スポーツブランド。 すいません、ジャージにはあまり興味が…
『トルテポルテ』 ちょっとレトロな雰囲気が可愛い、サイケなブランド。 これも前作ではそれなりに好きで、「レトロ可愛い」コーデを楽しんだのですが。 今回は…コーデしにくいです。とても。 前作『カプセルドロップ』は、「サイケ」より「レトロ」の方がブランドカラーとして前面に押し出されていたように思う。 派手なものは多かったけど、同時に柄のない、組み合わせしやすいアイテムも多かった。 今作は全部のアイテムが派手でサイケですよね。 品数も少ないので組み合わせの工夫もできない。
『カノコイ』&『soymilk』 『カノコイ』は和風柄ファッション。中国風も含まれるので「アジアン」というくくりになっている。 これも前作『カラモモ』に比べると組み合わせしにくくなったように感じています。 1件1件のアイテムは好きな柄多いんですけど、それらを組み合わせると個々の可愛さが引き立たない…。 夏の浴衣が登場するのは楽しみなんですけど。 あと、靴がほとんどつっかけサンダルなのが非常に辛い。 ミュールとかしゃれたトングならともかく(でもそれでも冬場はねー)。 エスニックブランドの『soymilk』は、前作『ヒポポタマス』とそう印象は変わらない。 いや、前作より好きなデザイン、増えたかな?
『Baker Bridge』 前作『タース』の後継だが、前回は「ブリテッシュ」、今作は「プレッピー」という言葉が使われている。 調べたところ、同じ学生風でもプレッピーはアメリカ系だそうである。 それはいいとして。 可愛いには可愛い。 しかし、型が決まったファッション(ブレザー+プリーツスカートとか)なので、ちょっと飽きる。 『タース』よりインナーが使いにくくなったような? 前作ではリボンもしくはタイのついたシャツのバリエーションが豊富だったように感じたのだが。 あとソックスと帽子も前作の方が使いやすかった。 ただ今回はブレザーは豊富になってるかも。
『ダブルU』 前作『plane cloth』の後継であるシンプル&低価格ファッション。ユニクロを彷彿させる。 個性が低いらしく、他ブランドと組み合わせても文句が出にくいので、コーデのつなぎ(媒体)として活躍する。 でもこのブランドだけでコーデすると異常に退屈なんですけどね(笑)。
『FANTANIA』 前作『ラナンキュラス』に続くコスプレブランド。 サンタガール、パティシエ、アラビアンナイトなど、前作よりテーマも増えたよう。 しかも前作はコンテスト賞品が主で、展示会にはほとんど出店してこなかったのに、今回は普通に展示会にいるじゃあないですか。 「なんだ、気軽に買うことができるのか。よーし、お客にコスプレを楽しんでもらおう」と勇んで、ちょっと多め(1品4点ずつ)買い込んでしまったのだが。 展示会で常に買えるのは一部賞品のみで、やはりコンテストでしか手に入らないアイテムも多いことに気がついたのはその後のことであった。 賞品じゃあ店の仕入れにはならない→お客に着せられない。 マネキンにフルコーデさせる夢は潰えた。 仕方ないので大量に仕入れたものを今、単品で順次売りさばいているのですが…。 何しろ1品が高いのでなかなか売れない。 予算をたっぷり持ってるセレブ客のコーデなどにこっそり紛れ込ませて売ってます。 当分かかりそうです…。 なお、フルコーデに近い形で売れたのはパティシエのコスプレ。 これ買ってくれた客がこの格好で他のマネキンを買おうとするので、つい「おことわり」をしてしまいます。 だって、せっかくのコスプレコーデ、崩したくないもんねー。
最後に『ラヴィッツ』 前作のファンタジック&サイケブランドとして非現実的コーデを楽しめたものだが。 これの後継は無し。 ちょっと残念だけど、その分『Bisc Mary』が増えたのでよしとする。 へんてこブランドには『トルテポルテ』があるしね。
はー長くなった。 書きたいだけ書いた(笑)。 まあ、まだ秋冬分しかやってない、すなわち商品の半分しか見ていない段階なので今後違った感想が生まれる可能性も大だが、今回はいったんここで終わります。
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