『遥か』が終わってしまった後、次にやるゲームは友人から推薦のあった『勇者のくせになまいきだ』と決まっていた。 ソフトはとっくに購入済み、封を開けてさっそく開始! いやぁ、けっこうハマった。ハマったんであるが…。 難しい。 ここんとこ、ゆるい生活ゲームやハードル低いガールズゲームばっかりやってたせいか、ちゃんと戦略考えるゲームはミョーに難しくて、ある画面からとんと進まず…。
まあ、このゲームについてはまた改めて述べるとしまして、「ちょっと一休みして他のゲームやろー」と手を出したのがこの『Fab Style(ファブスタイル)』でした。今回はコレについて述べたいと思います。
これは『ガールズモード』と同じ、アパレルショップ経営のゲームですね。 というわけで『ガルモ』と比べてどうかという観点からこのゲームを語りたいと思います。
まずは全体の内容の濃さですが。 『ガルモ』は販売が完全にメインであり、そこだけ注力していくゲーム。 『ファブ』はそれよりやることが多岐に渡っていて、広く浅く楽しむという感じ。 販売の他に学校や恋愛などの項目があり、ショップ=販売力、学校=知性、恋愛=魅力という3つのパラメータを成長させていく必要がある。 更にショップでは、売上げを上げる他、販管費だの売上原価だの経常利益だの、一応経営らしき管理もしていかなければならない。 (といっても、普通にやってれば破綻することはないんですけどね…)
ではその3大要素、服の販売から語ろう。 『ガルモ』では、客から「こういうのが欲しい」という要望を聞いて商品を出し、気に入ればお買い上げ頂ける。 すごく気に入れば、さらに他の商品も所望されたり、全身コーディネートをさせてもらえたり。 『ファブ』でも対面方式の接客はするが、それは最初の1名だけ。その後は服のアイコンを選ぶだけのミニゲームに。 さらに自分が知らない間にスタッフが売っておいてくれちゃうので、他の用事をしている間に在庫が激減してたなんてことも。 最初は「えー?勝手に商品なくなってるのー?」とつまんながったが、慣れてみるとこれはこれでいいバランスだ。 でもまあ、販売の楽しさという点ではやっぱり『ガルモ』の方が上ですね。 コーディネイトの楽しみはやはり大きいです。
ゲーム進行速度ですが、『ガルモ』は1日ごと(DS本体と連動)、『ファブ』は1ヶ月ごと。 最初は「早ッ!」と思ったが、あの商品数なら妥当もしれない。 『ガルモ』も、毎日同じ客が同じアイテムを要求してくるのには少々うんざりでした。 しかも毎回毎回「わたしって○○でえ〜」という小話から始まるのが面倒で。 小話語るのは初回登場時と季節の変わり目だけにして、2度目からは「また来ちゃいました」くらいにして欲しい。次回への要望。 この点『ファブ』は、そういう客とのコミュニケーション会話は程よかったように思います。 面倒すぎず、それでいて各お客の個性もそれなりに感じられて。 服選びのおーざっぱさはどちらも同じ。 ブランドとアイテムカテゴリさえ合致していれば喜んでお買い上げ頂ける。 あ、でも予算や派手さに気をつける必要があっただけ、やっぱり『ガルモ』の方が精度高いかな?
それとアイテム数。 『ガルモ』は1万点以上。 たくさんあって嬉しい反面,単なる色違いも多くて煩雑でもあった。 ブランド数も16あって、しかも個性的な店も盛りだくさん。 パンクとかゴスロリとか昭和レトロとか和テイストとか。 世間のどこかにはあるのだろうが、自分ではまず足を運ばない店の商品を扱えて「これこそゲームの醍醐味よ!」と思いましたね。
その点『ファブ』は商品数はずっと少ない。 季節も春夏・秋冬の2つだけ(『ガルモ』は春・夏・秋・冬の4つ)。 イメージもカジュアル・ベーシック・フェミニン・ギャル系の4系統。 フツーによくある店のフツーに使える服が揃っていて,現実感がある反面,冒険心は満たされない。 しかも奇抜な服がないことを除いても、似通った服が多かったような。 普通っぽい大人しいデザインにしても,もう少しバリエーション揃えられそうなもんですけどね。 『ファブ』はブランド数もトータルで10。 しかもその年に仕入れられる取引先は3〜4だけ。かなり数が限られる…のですが。 その分、1年目・2年目と主人公が成長するにつれ、取引できるブランドも変わってゆく。 このブランドランクアップ方式はなかなか新鮮でした。 庶民派から高級店へ、内装も客層もラグジュアリーになってゆくのが楽しかった。 『ガルモ』も売上げに応じて内装の種類が増えたりはしましたが, こう、『ファブ』のように目に見えて学年が上がるように「クラスチェンジ」するのはやはり達成感がありますね。
次に『ガルモ』にない大きな要素、恋愛。 財閥御曹司とか青年実業家とか英国貴族とか人気モデルとか…(笑)。そんなのがわらわら出てきてただの服屋の主人公と出会い「君は他の女性とは違う」とか言って恋愛に発展するのだ。 乙女ゲーはあまりやったことがないので先日やった『遥か』くらいしか比較対象がないのだが…。 ともあれ、エンディングが人数分あるわけではないので、全員とのイベントを見たいと思ったら全員との関係を並行して進めることになる。 つまり二股三股の状態になるわけだが…。 まあ、ゲームなんで人道的にどうかとか言うつもりもないが、複数相手がいるとなんとなく盛り上がりが中途半端になる。 相手への思い入れが薄くなると言うか。関心が集中しないと言うか。 しかもあっちの人とこっちの人と予定がかぶって忙しい(汗)。 登場する男性陣の中で,一番気に入っていたのはレオかな。 地位と金のある面々の中で,唯一の「ビンボー人」だが(笑)、まあ若いし才能と未来があるってことで。 ジンは安定していて普通。いや財閥御曹司なので充分普通じゃないが,少女漫画的王子様像としてはごくシンプルな標準型。 標準過ぎてつい後回しにしてしまった…(笑)。 ドリーム度が高いのは英国貴族のフレミングとか、実業家のジョージでしょうかね。 フレミングはダンスのムービーが優雅で美しい。 ジョージもわかり易くゴージャスだし、商売敵というシチュエーションもイイですね。 活動家として頑張るリックもよい。襲撃事件など、他と違うデンジャラスなイベントがあって盛り上がる。 ま、できれば前述した通り,全員別々に攻略したかったですね。ハイ。
それともうひとつの要素は学校。 これは要するにクイズ形式の豆知識コーナー。 ファッション・経営・マナーの三択問題に答えるのだが、たいていは「名刺の受け取り方は」とか「フィンガーボウルの使い方は」という一般常識。 社会人プレイヤーには簡単すぎる問題が多いのですが、その中にも案外知らなかったことも出てきたりして×を食らったりする(笑)。 思ったより為になりまりましたよ(笑)。
こうして、販売力・知性・魅力のパラメータを上げ、1年の終わりのアワードでの第1位を狙うのだ!
このアワードってヤツですが…。 『ガルモ』にもファッションコンテストという形で、他の出場者達と競って優勝を勝ち取る場があった。 一応優勝できれば「勝ったぞ!」という喜びもあるし、ちょっとレアなアイテムももらえる。 が、『ファブ』のアワードは1年間の実績を評価されるから会場で競うことはない。優勝者の発表があるだけ。 この発表の仕方が…。「今年の優勝者は…!」のあと、頭をぺこぺこ下げる主人公のムービーが流れるだけで、なんか退屈で盛り上がりに欠ける。 まあ、名前と店名をボイスで入れることが出来ないし、ムービー自体も主人公の顔をアップに出来ないのは判るんですが、画面にばーんと優勝者名を文字で表示するとか、もう少し方法なかったのか。 ところで、ここでアワード優勝できなかったらこの授賞式はどうなったのであろう? ちょっと見てみたい気もするが…普通にゲーム進めてれば絶対優勝できてしまうので敗者になった主人公を見るのは難しいだろう。
あとその他もろもろ感じたことといえば…。 人物の絵柄。 『ガルモ』はマンガチックで可愛い感じで、『ファブ』はリアルタイプで美人さんな感じですね。 好みにもよると思いますが、わたしはどちらも可愛くてそれぞれ好きですね。 漫画チックな方が愛嬌あるファニーフェイスが作り易いのかな。 お客の顔のバリエーションは『ガルモ』の方が豊富だったように思う。 ただ『ガルモ』は髪に陰影もなくてのっぺりとしているので髪型が判りにくくて…。 『ファブ』のリアルタイプの髪は質感がちゃんと描かれているので毛流れがよくわかって、微妙なウェーブや毛先カールも綺麗に表現されていた。 髪型を変えるのが楽しかったです。 『ファブ』を終えた後、久しぶりに『ガルモ』もやってみたのですが…絵の精度の違いにびっくり。 こんなに荒かったっけ(笑)。 アウターのシルエットが鎧かアメフト選手のようにゴツイのもスゴイです。 『ファブ』のアウターはコートもジャケットもスマートでした。 やっぱ、システムの濃さと絵の精度、どちらかなのかしらね〜〜〜
総評としては、やっぱり『ガルモ』のほうが面白いですね。 服を売るゲームなのだから服販売ゲームとして濃い方がわたしは好きです。 「飽き」という点でも、『ガルモ』は2年以上続けることが出来ました。 服の数が多いのと、ブランド数が多いので、「ゴスロリとエスニックしか仕入れない」などの縛りを自分で作ったりしてけっこう長く楽しめました。 『ファブ』は日数が決まっていて、続けようと思ったら2周目、3周目をやるしかない。 同じイベントとか同じ学校授業とか、何度もやるのはちょっと苦痛ですね。スキップも出来ないし。
この『ファブ』は、店頭でプレミアムBOXみたいのも並べて売られてて、なんか8千円以上したんですけど、正直なところ通常版にして良かったです(笑)。 3DSだったら楽しみもだいぶ違ったのかな? 3DS欲しいけど、3DSのLLがそのうち出ないかなと虎視眈々と狙っているわたし(笑)。
まあ、短い時間でしたが、けっこう楽しめました。以上です。
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