9月に入りました。 夏のドラマも最終段階に近付いてきましたので、ここらでまとめて感想を書く。 曜日順にいきます。
『全開ガール』 最高キャリアを目指す新人弁護士の若葉(新垣結衣)と、庶民派食堂で働くイクメン草太(錦戸亮)の話。正反対の二人が保育園の保護者として出会うわけだが、上司にシッターを押し付けられながら仕事も子守りも頑張る若葉はえらいですね。草太には言いたい放題厳しい言葉を浴びせますが、それだけの努力はしている人。この人の子供時代が可愛くてねぇ。極貧の中であえて哀れっぽく描かず、前向きにガッツポーズで進む描写が逆に健気さを引き立たせている。この子見たさに見続けてきたと言っても過言ではありません(過言だが)。 ただ中盤からは、草太の別れた妻がからんできたり、若葉が金持ちの彼氏と婚約したり…と、三角四角関係でもたせるありがち恋愛ものになってきて、ちょっと飽きてきました。あと、余計な登場人物多くありません? 食堂のじいさんとか、「ギャー」とか叫ぶだけで何が面白いのか判らない。若葉の職場のウンチク弁護士もあまりいい味出せてないような。 ま、草太が高級フレンチの世界に戻るのかどうかが気になるので一応最後まで見るつもりです。
『ブルドクター』 死因究明のための解剖を行う法医学者(江角マキコ)の話。対抗馬となるキャリア刑事(石原さとみ)も好きなので見始めた。おもしろいです。おもしろいんだけど…。なぜだろう、視聴意欲がわかない。本題である死因究明の部分は面白いんだけど、主人公の子育ての悩みとか、釜津田と名倉の関係とか、武田教授に来る謎の脅迫とか…のシーンが面倒。どのドラマも微妙に見るのが面倒なシーンはあるものだが、この話はそれが多くて(わたしにとっては、です)。まあ、原稿用映像として見ています。前述のように本筋である死因究明部分だけはちゃんと面白いからね。
『花ざかりの君たちへ』 なんか…4年くらい前に見た気がするんですけど。リメイクにはちょっと早過ぎませんか? 前作より15年以上経って視聴者層が入れ替わったとか、映画だったものをTVドラマ化したとかならわかるけど、キャストだけ変えてまた放送する意図がわからない…。一応1話だけ見てみました。堀北版とセットも同じ、BGMも同じ。意識して前作と同じにしてあるようですね。前作の既視感を逆に武器にしようという考えでしょうか? その作戦で役者や演技がグレードダウンしているのでは、廉価版コピーを見させられているようで視聴者としては正直キツイです。
『美男ですね』 男装潜入もの・その2。韓流ドラマのリメイクらしい。女の子が性別を偽って人気絶頂アイドルグループの一人としてデビューしちゃう話。これはけっこー好きで見ている。主人公モテまくり、イケメンは全員彼女にホレまくり、美少女はイジメ役でイジメまくり、という往年の少女漫画のよーなノスタルジック設定がいいですね。血縁関係の疑惑が絡むあたりも韓流らしくてよろしいです(笑)。しかしこのアイドル、人気絶頂のくせに仕事のシーンが少ない。連日オフに見える。たまに仕事してても恋のシチュエーションにしか使われていない。真面目に仕事のために頑張ったのは第1話の施設の子供達の為にコンサートやった回だけのよーな? まあいっか(笑)。そんなことに目くじら立てる気にもならない作り。気負わず楽しめてよろしい。 気に入らないのは廉(玉森裕太)のメイクの濃さ。アップになると黒々書かれたアイラインが気になって仕方ない。それと1話1回登場する楽しんご、この人のために作ったとおぼしきシーンにつきあうのが面倒。面白くて可愛い役には勇気(八乙女光)がいるのだから、必要ないと思います。 ところで気になっているのですが、この話、最後は本物の美男が登場するのでしょうか? 美子が男装してる美男じゃなくて今入院してるらしい本物の美男ね。一応キャストに瀧本美織の2役と書いてあったから2役やるんだと思うんだけど。替え玉という詐欺をしてるんだから、偽物と本物が打ち合わせしておいた方がよくないですか?と、余計な心配をしてしまうのだった。
『桜蘭高校ホスト部』 男装潜入もの・その3。超お金持ち学校のホスト部という部活動の話。第1話だけ見ました。お金持ちと言いつつ画面からにじみ出る低予算っぷりがいいですね(笑)。
『ドン・キホーテ』 短気で肉食系な極道の組長(高橋克実)と、繊細で草食系な児童相談所職員(松田翔太)。この二人が入れ替わってしまう人格変換もの。「またこのネタ」と最初は思ったが、一応見てみたら物語の主眼は児童相談所に寄せられる問題の数々の方だった。それを草食系極道とべらんめえ公務員が解決するという図がなかなか面白い。入れ替わった当初は互いの立場に慣れなくてオドオドした極道とか態度でかい公務員がおかしかったが、中盤を過ぎて二人もそれぞれの立場に慣れ、逆に中途半端に板についてきているのがまた可笑しい。児童相談所のメンタルフレンド?になるらしい幸子(成海璃子)の成長ぶりも楽しみにしたいですね。
『華和家の四姉妹』 四人姉妹を中心に描かれる恋愛ドラマ。主役は次女の竹美(観月ありさ)。まあ恋愛ものらしく誰と誰がくっついたの取られるだの、そんな展開の繰り返しですが。で、要所要所の問題解決には竹美がさっそうと現れバキっとカタをつける。こう書くと『斉藤さん』みたいですが、斉藤さんが正義に見えたのに、竹美は単なる傍若無人に見えてしまうのはなぜだろう…。まあ、言ってることのスジは通ってるんですけどね。4人の中で3番目に好きです。一番好きなのは長女の藤子(吉瀬美智子)。見た目もカッコいいし、性格も一番大人。悩み事に関しても一番共感できる。2番目は四女のうめ(川島海荷)、姉達より目立たないが、いつも一生懸命で余裕がなくて可愛い。憧れの先輩役の子はあまりカッコよく見えないけど…(笑)。美大の友人の私物がBL柄で笑える(どこの壁サークルのグッズだよ、てなシロモノ)。一番嫌いなのが三女の桜子(貫地谷しほり)。恋愛以外よすががなく普段は清楚そうに見えるが恋愛が絡むと最も陰湿になるタイプ(竹美の元夫に近付いた秘書も同類)。まわりの同僚も似たりよったりで、職場の蛍光灯換えるのに4人も5人も集まってんじゃないと言いたい。 ま、惚れたはれたの展開ばかりでちょっと飽きてきたのが正直な所なんですが、ここまで見たら最後まで見ようかと思います。
残念ながら今季は「これだけは見逃せん!」という作品は見つかりませんでした。秋のシリーズに期待しましょう。
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