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なつぴかの日記
なつぴか
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2011年02月28日(月)
『江』


今年の大河は戦国時代。
わたしは幕末の方が燃えるので戦国大河はスルーしちゃうのが常なのですが。
今回の主人公「江」という女性が、フジの『大奥第一章』で、春日局(松下由樹)と真っ向から対立した徳川秀忠の正室(高島礼子)と同一人物と知り、「そんじゃ見よっ」と単純に見ることに決めた。
わたしは怖くて厳しいお江与様のファンでしたのです(笑)。

脚本が『篤姫』と同じ人なので良くも悪くもとっつきやすい作りにはなるだろうなと思いましたが。
まず第1話から「うーむ、予想以上に女性向け〜」というのが第一印象。
往年の大河ファンや硬派な戦国ファンにとっては「なんじゃこりゃー」かも。
個人的には、作品のカラーがハッキリしてること自体はいいと思っています。
『江〜姫たちの戦国』というタイトルで、江と姉妹達の生き様を描くのがこの物語の主題なのですから、物語が女性視点なのも女性のシーンが多いのもこの主題にかなっています。
国取り合戦がしっかり描かれているような戦国ドラマは、信長やら秀吉やらが主人公の作品にたくさんの傑作があるのでしょうから。
それにしても「大河ドラマ」なのだから、もう少し重厚感とか歴史観とかが云々‥‥と思わなくもないですがー。
そ、そうですね、残念に思ってる部分もあります‥‥確かに(笑)。

で、主人公の江。
演ずるのが上野樹里という点からして、前述の「お江与様」とまったくテイストが違うことは承諾しておりましたですが(笑)。
まー個人的には『篤姫』の宮韻△いよりは鼻につかないです。
第8話現在、江はまだ小さい女の子で、本来なら戦乱の世では最も活躍どころのない存在だが、それを活躍させるためにあの手この手を使っているのが涙ぐましい。
逆に有名武将と違って記録があまり残ってないだろうから、その点脚色の自由度が高いともいえる。
それを最大限に利用して、あちこち突撃リポーターのように出没する江。
築山殿事件が起これば「何故その沙汰を!?」と信長にマイクを向け、本能寺の変が起きれば危険を省みず現場に飛び込んで「動機は!?」と単独インタビューを敢行。
なんかこう、子供向け夏休みロードショー映画みたいなこじつけた活躍っぷりですけど、それも、まあよい。
主人公が動かない話は軸を失ってしまうから、多少無理があっても江を動かさないわけにはまいりません。

そんなわけで、少女漫画戦国やってる点は良い。
江がありえない大活躍するのも良い。
‥‥と、ここまでは擁護するようなことを書いておいて。
でも。
その少女漫画っぷりにも主人公引き立てっぷりにも、限度というものがある。
この臨界点は視聴者によっていろいろ個人差あると思うし、この点わたしは我慢強い(鈍い?)方だと思うのだが。
この代表的なライト視聴者であるわたしが「オイ」と切れそうになったのは第5話「本能寺の変」でした。
戦国ものとして一番の見せ場である「本能寺」、そこをどう演出するか制作側は最も力を注ぎ、視聴者側も最も期待するシーンだと思うが。
いやね、途中までは良かったよ。火を放って信長が一人奥へ進むまでは。
でも。最後に語りかける幻影がなんで江?
信長が江を可愛がっていたという設定は別に良いが、信長の人生の中でそんなに大きな存在だったのですか? 姪のひとりが?
なんじゃこりゃーと脱力する視聴者に追い撃ちはまだまだ続く。
今度は野武士に追われ、うまく馬を操れない江の背中に信長の幻影が‥‥。
なんつーか・・・・・・・・。
ちょっと、脚本家の人、好き勝手やり過ぎじゃないですか?
『篤姫』でヒット飛ばしたから誰も文句言えないのか?
ここで振るいにかけられた視聴者は多かろう。
実際、次の週から視聴率ガタっと落ちてるし。
ま、わたしの場合、逆に峠をひとつ越して逞しく成長してしまって、今後どんなシーンが出てきても動じることなく見ることができそうな覚悟ができましたですが(笑)。


あともうひとつ気になるのが江達の年齢です。
市とか浅井長政とか登場時から大人である人の年齢が史実とかけ離れているのはさほど気にしません。
が、20代の女優が10歳に満たぬ童を演じるのはやはり厳しいかと。
長い期間子役を使うのは得策でないという判断があったのだろうとは思います。
その辺は理解しますけれども、なんというか‥‥ビジュアルが。
子供服なので着物の裾も短くて、なんだか庶民っぽい(庶民にしては生地がきれいだが)。
あちこちチョコチョコ動き回るのも子役ならば可愛げもあったかもしれないが、大人の体格でやられると単にお行儀の悪い姫に見えてしまう。
役の年齢が上がってきたらこういう「?」も無くなってくるのかな‥‥。そう期待したい。

まーなんだかんだ言っても、他の連ドラよりは楽しんで見ております。
早く春日局が出てこないかなあ(いつだよ)。