初日 最新 目次 HOME


なつぴかの日記
なつぴか
HOME

2010年03月25日(木)
『スラムドッグ$ミリオネア』


アカデミー賞作品ということで「一応」と思って録画したんですが。
最近見た中では1番おもしろかったかも知れません。
☆で表示するなら5つです。
というわけで感想書きます(ややネタバレ)。

インドのスラム街で浮浪児のように育ったジャマール。
その無学な彼が難しいクイズを勝ち進んでしまったことで詐欺罪の疑いがかかり、警察の取り調べを受ける。
その取り調べの中で、ジャマールは何故クイズの答を知っていたかを語り始めるが、それは彼の過酷な人生そのものだった‥‥という内容。

幼少の頃(8歳くらい?)までは、母親が生きていたので貧しいながらも家もあって学校にも通っていたが、宗教暴動で母親が亡くなってからは本当にゴミためで暮らす浮浪児の生活に。そうするうちに悪の大人達に拾われて、物乞い一味に加わるが、物乞い効果を上げるために目をつぶされそうになって逃げ出して‥‥と、日本では考えられないようなハードな人生が展開していく。

一方、クイズ番組の方は、日本でもみのもんたの司会でお馴染みのあの『クイズ・ミリオネア』。
BGMもテロップの形も「ファイナルアンサー?」もまったく同じで非常に親しみやすい。

自分の日常とはかけ離れたスラムの実情。
自分にとって見慣れたクイズ番組。
映画を見てて印象的だったのは、この2つの距離感です。
自分との距離感のまったく違うシーンが交互に映し出され、そのコントラストがとても強烈でした。
でもジャマールにとってはどっちも現実なんですね。
インドの底辺の暮らしだけを真面目に描いた作品だったら、硬派なドキュメンタリー作品ぽくなってしまって逆に関心が薄れてしまったかもしれない

そして、ラストは「おおっ!これでこそインド!」と思わせてくれるダンスシーン。
インド映画というとなんかたくさん人が出てきて踊りまくってるイメージがあるんですが、まさにそんな感じで目の保養になりました(これはイギリスの映画だけどインド舞台だし)。

この映画、非常に低予算で、最初は大手の配給会社とも契約できず草の根的に広まっていったそうですね。
そんな作品がアカデミー賞を取るのもまた快挙ですね。