みかんのつぶつぶ
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2003年12月21日(日)


冬の朝の寒さで緊張した空気が好きだ。夜と朝の匂いが混ざる時間。
その空気のなか、凛とそびえる富士の姿に、昇る朝陽が祝福をするかのように燦燦と。


夜の横には、朝が横たわっていて。
朝の向こうには、夜が闇を抱えて待っている。
朝を迎えて人は街は動き出し、
人が動けば、様々な出来事があり。
抱えきれないほどの苦悩を抱えて夜を迎え、
明けることのない心を持て余しながらも、
また朝がくる。


何千年も前から、
夜があり朝があり、人は動き人は眠り。


歴史は、繰り返す。
血は途絶えず、新たな歴史を造るために朝を迎えるのだろう。
それは、とっても自然なことであって、
だから、死は、自然なことであって。

そうなのかな、とか、深呼吸をしながら迎える今日という日。





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