みかんのつぶつぶ
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2003年07月18日(金) 冷たい炎

悔しくて情けなくて心細くて、ってそんな怒りを持ったことがありますか?怒りを感じれば感じるほど悲しくなってくること。行き場のないその怒りを持ちながらいる病室。今でも、あの病室の蛍光灯に照らされて眠る彼の顔や白い布団を思い出すと、いても立ってもいられなくなるようなザワザワとした感覚に囚われます。
患者やその家族にそのような気持ちを持たせる看護があること、それはとても悲しい現実です。そのようなことが今でも、あの病棟で繰り返されているのでしょうか。

私はいまでも、あの日々のことで悩み苦しむ心を抱えて生きている。
許されないことを許さないと言えたらどんなに楽だったかと、
そう切実に思いあの日に戻って抗議ができたらと本気で思います。
それと同時に、最も責められるべきは私自身だということ。

衰弱して言葉もろくに発することのできなくなった患者になってしまった彼に、
なんの罪があってあのようなことをされなければならなかったのでしょう。

死に瀕するきっかけになった誤嚥についても、その状況を詳しく知らされていないまま。

心のなかに渦巻く解決できていない私の想い。
いつか晴れるときが来るのだろうか。




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