みかんのつぶつぶ
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なんだかね、なにかを忘れているような気がして胸がざわつく。 妙なざわめきが頭のなかに広がる。 蝉の声が反響しているだけだろうか?
夏はね、やっぱりね。 アスファルトの照り返しが悲しいよ。 こんなに景色は光っているのに、 どうしてこんなにまで重い気持ちになってしまうのだろう。
それはね、 命が重いからだよ。
忘れない努力をするわけでもなく、 思い出すことに逃げるわけでもなく、 ただただ自然な流れに気持ちを曝して見るだけで...
いまは何かに辛いかもしれないけれど、 やっぱり生きているだけで幸せなことだということを、 大切なひとを一人づつ消して、神さまは教えてくれているのかもね。
死んでも生きてても、 想い出にはかわりない。 過ぎた時は甦らないことにもかわりない。
別れにはかわりない。
ただ、 あまりにも美し過ぎて、 その命があまりにも尊い光であったから、 眩しくて、 眩しくて、
目を伏せてしまうことしかいまはできない。
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