みかんのつぶつぶ
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2001年09月14日(金)

「脳腫瘍」という病名は、総称であって、
その「脳腫瘍」といわれるなかには約100種類以上の分類がある。
その分類されたなかで、彼の腫瘍には日本での正式病名がないという。
だから組織名称そのままの直訳なのである。

神経膠腫、星細胞腫、髄膜腫、悪性リンパ腫・・・などなど正式病名がないということである。

私が調べた文献のなかでも、この腫瘍は非常に珍しいという言葉が多々あげられている。

横紋筋肉腫や骨肉腫、軟部腫瘍などに発生する場合が多いなかで、
脳腫瘍として発症するのは、本当に稀なことなのだ。

おもに骨や筋肉の組織から発生する腫瘍である。

肺や肝臓に発生するケースも多いなかで、なぜ彼の場合は脳に発生したのか?
脳内に腫瘍ができるということは、緊急的な症状が発生してしまう。
あの狭い頭蓋骨内に、身体の機能を司る神経が集中している脳みそが満タンなわけで、
そこに余分な腫瘍という異物が発生してしまったら溢れてしまうしかないからだ。

身体の機能が損なわれるだけではなく、
性格的にも影響してくるのである。
性格というからには、ココロにも大きく影を落としてくるということであって、
病気になって人格的変化をおこすというのは、とっても恐ろしいことだと思う。

脳外科患者を「電波系なひと」という表現を見た時は、
不愉快な感情よりも、思わず納得してしまうくらいに不思議な変化なのである。



少しづつだけれど、彼が回復してきている。
治療による後遺症で、身体的レベルダウンからなかなか上がりきれずにいるのだが。

いよいよ転院準備だなあ・・・

 


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