みかんのつぶつぶ
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あのー、白血球が35,000って・・・ 増えればいいってもんじゃないでしょー(汗)
な、なんか原因不明な病気なのでは・・・(汗)(汗)
そんなわけで、白血球が異常な増殖をしてくれたので 相変わらず空気清浄機に囲まれつつカゴの鳥状態で・・・(泣)
彼の様子は、な〜んかいまいち元気がないかなあ・・・ でも、割と頭がはっきりしている様子だった。 けれど声が小さいから、もしかしたら聞こえない程度に怪しげなことを言っていたかもしれないな。
まあ、落ち着くと元気がなくなるってパターンは いままでに何度となく繰り返しているけれど。
脳疾患は複雑です。
私の頭の中身も、なんとなくヤバ目です。 まとまりありません。
文章も統一性がないでしょ?
揺れるのよね・・・
衰弱してゆくばかりの ベッドで横たわる姿を目の前にしていると とてつもなく不幸な気がしてくるのよね。
ちょうど瀕死のペットを 何もしてあげられなくて そのまま横目でチラチラ経過観察しているような そんな罪悪感に陥ってしまう。
意識はあるし、食事も起こせばなんとか食べるし、 テレビを見て驚いたりしているし。
だけどね、ただそれだけなの。
煙草…っていうけれど、後でね…って言うと 素直に黙ってしまう・・・ そしてそれっきり要求しなくなってしまう。
もしかしたらね、喫煙するってことが、 彼のなかで罪悪なことになりつつあるかも知れないかな?ってこと。
しょっちゅう電話をかけてきて、 早く来いって催促ばかりするから 私に怒られたことだけが残っていて、 もう電話はしないって思ってるかも知れない。
煙草も度々要求しなければならない苦しみが 彼をとても苦しめていたから、 もう、無理はしないって思っているのかも。
全て要求しなければ生活できないってことに、 絶望しないほうが無理があるよね。
気をつかって生活しなければ行動できない地獄だよね。
病室を覗くと、目覚めている彼に喜びを感じると同時に、 寝かされたままの姿勢でしかいられない身体を モゾモゾと必死に動かそうとしている姿が目に入り、愕然とする。
もしも私が来なかったらこの人は、 このままの姿勢でずっといなければならなくって・・・ 喉が渇いても、手を伸ばしてお茶さえ飲むことができないでいるのだろう…
起きあがり外の景色が観て見たくっても、 ナースコールを押す事さえままならないのだ。
でも・・・
それでも生きていかなくてはならないのだ。
QOLは、とても大事だと改めて考えてしまうのだった。
あんなに嫌がっていたのに・・・ 最後だからと抗がん剤治療を選択してしまった過ちを、 身にしみてしまっている自分に今日気がついた。
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