みかんのつぶつぶ
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こんなに空いちゃった・・・ふ〜〜〜ん・・・
死んでしまうのは確実なことってことが この数日間で一気に押し寄せてきて どうにもならない気分にさせてくれる。
もうとっくにわかっていたことなのに やっぱり現実的な受け止め方してなかったのかと・・・ 自分の精神が狂いだしそうな音を立てているのがわかる。 あ・・・ヤバイヤバイ…って。
「日一日が大切になるね・・・」
先生、あなたは正直すぎるですね。
婦長さんは、病状から経過からそしてこの先に起こるであろう緊急事態まで すべて本人に話しをして、納得させるべきではないかと考えている。 現在のジレンマ状態は、すべて病識がないばかりではなく、 自分の状態を把握していないからだろう・・・ と。
確かに。 本人には詳細を伝えては困るとお願いしてあるので、 全ては私の胸の中にだけある。 ゴマカスこと、最期まで希望を持って夢を持っていて欲しいと思うから・・・
退院の日程を決めるのだと、彼は意気込んでいる。 それもいいかなぁーって。 それが一番彼にとっていいのかなぁーって。
試してみたい治療はいくつかあるけれど それは寿命がちょっと延びるだけであって いまの彼の状態では、 苦痛以外の何物でもないかもしれない。
これって、あきらめるのとは 違うんだよね。
来週の月曜日から 朝晩のグリセオールを止めて、様子をみようという結果になった。 でもこれは、とっても危険な試みだと念を押された。 命にかかわるとも。
賭けだ。 いのちがけだ。 彼の、いまの彼を救ってあげるための。 そして、最良の思いやりだと信じて決行してもらうことにしたのだ。
グリセオールがはずせれば、数日間は外泊ができる。 その中で、彼自身が決めればいい。 そして、彼自信が治療を希望するようにしなければならない。
酷かもしれない。 でも、最期まで生きるってこと。 彼らしく。
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