りとるのひとりごと。
DiaryINDEXpastwill


2019年03月04日(月) 警察署長の妻、で察して下さい。

スリービルボードという映画を観た。

息子が観たいというので録画を観たのだが…。

ちょっと、ここ数年で一番かも、
ってなくらいガツンときた。

シェイプオブウォーターやララランドを観て、
ぐはーつまんねーなーと思っていたので、
アカデミー賞ノミネートってったって、舐めてかかってた。

レビューでは、中身のないスカスカ映画とか、
脚本最悪、とか、けなしてるものも多かったのだけど、
どこがスカスカ?どこが最悪?

息子も私も最後まで黙りこくって見入ってしまった。

脚本はもちろん凄かったし、
誰にも感情移入出来ないところも凄かった。

感情移入出来なくてもここまで引き込まれるって、
むしろ凄いし、難しいと思う。

最初の人物達へのイメージが、途中でガラッと変わり、
ラストまで息を詰めて観て、エンドロールが流れ出したら
不覚にも大声で泣きたくなった。

警察署長の妻を見るのが一番きつかったが、
理由を書くとネタバレになってしまうので…。

また観たい、と思う映画というより、
深く心に刻まれる映画だった。

自分の中では、そういう映画は他に
ダンサーインザダークが思い浮かぶかな。

でも鬱映画、ってのとはまた違うんだなあ。


りとる |MAILHomePage

My追加