りとるのひとりごと。
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2週間滞在していた弟が帰っていった。
母も退院翌日から買い物に出かけられるほどで、 弟もとりあえず安心して行ったことだろう。
バス停まで母とちびりとると3人で見送りに行った。
「おにいちゃ〜ん、ばいば〜〜〜〜い!!」 元気に手を振る息子。
この2週間、息子は弟にベッタリだった。
朝から晩までおにいちゃん、おにいちゃんだった。
最近、息子は天国に行きたがる。
「てんごくにいっておとうさんに会いたい・・」と言うのだ。
「まだ天国には行けないよ。行ったらダメだよ」と言うのだが、 「でもおとうさんにあいたいモン・・」とぼそっとつぶやく息子。
母が入院中、息子に病院に行くよと言うと、 「おとうさんもいる?!おとうさんにもあえるの?!」と 目をキラキラ輝かせた息子。
あ〜もう泣けるよ。まったく。
覚悟していたこととはいえ、やっぱり辛い。
夜中、1人ではらはらと涙を流している私。
母の転移の検査結果もまだ出ていないし。
思えば、誰かの胸の中で泣いたのは、 ダンナが逝く3日前。
ダンナの胸の中でだった。
母がレントゲン検査に引っかかり、癌かもしれないと聞いた夜。 父の愛人にストーカー行為をされ、怖くてしかたないと聞いた夜。
泣く私にダンナは言った。
「大丈夫。りとるは俺が守る。絶対守るから・・」
3日後、ダンナは1人で死んでいった。
うそつき・・。
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