りとるのひとりごと。
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2003年04月26日(土) 私も自殺って言えない

昼、買い物に出かけた。

久々に中心街へ。やっぱり混んでるなあ・・。

と、ある交差点の一角で募金活動をしていた。

高校生らしき男女が声を張り上げている。

その子たちのかけているたすきに目を奪われた。

「自殺」

そう、「あしなが育英基金」の募金活動だったのだ。

親を事故や災害や自殺で無くした遺児たちのための基金。

そこから出ている「自殺って言えない」という読み物を、
ダンナを亡くして間もない私はボロボロ泣きながら読んだっけ。

彼らの前を素通りしながら、胸がぎゅーっとなった。

また、あの交差点を通って行くことになる。

募金せずにはいられない。


元来、私は募金というものをあまりしたことがない。

歳末の助け合いや、海外での大地震の際に募金をしたくらいだろうか。

街頭での募金に協力するのは、おそらくこれが初めてだ。

小さな手作りの募金箱に近寄り、財布の小銭入れに入っているお金を
すべて出して箱に入れた。

お札をどーんと入れてあげられたらよかったけど・・ごめんね。

でも、小銭ばかりだったけど、箱を持った女の子たちは
「わあ、すごーい!ありがとうございます!!」と大喜びしてくれた。

「頑張ってください」と声をかけるのが精一杯だった。

そのまま、信号が赤なので交差点で立っていると、
後ろで男の子が募金の主旨を大声で説明していた。

彼らの叫びを、選挙カーの演説がかき消しているのが憎らしかった。

「・・親を自殺で亡くした子供たちのため・・」

もう我慢できなかった。

肩が震え、涙が溢れ、信号待ちしながら泣いた。

信号が青になり、歩き出しても泣きつづけた。

なんて悲しい募金なんだろう。
こんな募金しなくてもすめば、どんなにいいだろう。

息子の顔が浮かび、ダンナの顔が浮かび、ボロボロ泣きながら歩いた。


胸が張り裂けそうになることは少なくない。
私って、こんなやわな人間だったんだ。
簡単に心がかき乱されてしまう・・。


あしなが育英会のみなさん、頑張ってください。


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