裏山たぬき
目次未来過去
2004年10月17日(日)

ひとつ穴のむじな その3 


光一さんDVDをやっとこさ見終りました。

ジャニーズアイドルとしては実に完璧なお仕事。主役もダンサーさんも含めパフォーマンスも、舞台演出も、構成も、あっぱれだと思いました。剛さんが公開リハをやった同じ横浜アリーナなのに、別世界のような豪華なステージと豪華な装置。

とくに、びっくりしたのは、テレビで披露していたTemp♪がまったく違う印象になったこと。あのパネルの演出は圧巻です。それから、私は「I」が好き。光一さんの自作曲の中では群を抜いて完成度が高いと思ってます。MAのタップもとてもよかった。「僕は思う」もなつかしかった。当時の光一さんと比べるとやっぱりびっくりするほどすばらしく上手になりましたよね。

で、週末かなりの時間を割いて、光一さんのDVDを鑑賞させていただき、最近グダグダしていた悩みが、ややすっきりと結論が出た気分でいます。実に単純で解りきっていたことに、いまさらながら気付いたとでもいいましょうか?裏や表やあっちこっちで、迷走していた自分にピリオドを打った感じです。

要するに、私は剛さんが好き。とりわけキンキではないソロの部分の剛さんに無条件で惚れているということ。未完成でありながらも、そのめざすところや将来をずっと見ていたいと思っている。

一方、光一さんについては、今の光一さんや、その目指すところについて、ほとんど興味を持てないし、残念ながら好みじゃない。たしかに、光一さんのお仕事は、ジャーニーズの王道として、ほぼ完璧に近いことも認めますし、感動に値するけれど、惚れられないのよね。これは単純に趣味の違いです。実際、それに惚れている人や支持する人がたくさんいることも理解できました。

MステSPの光一さんのパフォーマンスは、私にとってあまりに衝撃的でした。夏の剛さん=[si:]が恋しくて、その面影を求めるあまり、キンキにもそれを求めてしまった私にとって、キンキを担う1/2の光一さんが、あまりにもかけはなれた存在に思えたのです。キンキの象徴光一さんにも、[si:]の剛さんに求めるものを、要求してしまった。そこが大間違いのはじまりでした。

大好きな人の相方であるから、好きにならなきゃいけないというのも無理がありますし、そこで無理しようとすると、反動で、困った感情が生まれてきてしまいます。告白すると、一時的には、とても人に言えないような感情が抑えられずに、毒吐きまくりの私が存在していました。

でも一時の感情で、この日記にぶちまけなくてよかったと今は思っています。

光一さんのジャニーズ王道として最高峰の世界に、剛さんが存在したら、さぞかし違和感があるでしょう。実際キンキのコンサートで、Fコンサートより以前の剛さんのソロコーナーは浮きまくりでしたもの。(光一さんオンリーさんたちの)その異物を排除する気持ちも今ではとてもよく理解できます。

でもね、私はそのジャニーズにおいては異物であるほうの剛さんが好きなんだなあ。剛さんも言っていましたが、ジャニーズでは異物である剛さんのステージも、実は音楽の世界ではごく普通のことなんですけれどね。で、剛さんもとっくに気付いているみたいですが、その音楽という普通のステージは、ソロでしか実現できないのです。私もさっさと気付けばよかった。

だからキンキキッズに関しては、ある程度割り切ることにしました。そう思うと憑き物がとれたように、剛さん以外のことがどうでもよく思えてきました。今は剛さんの充電期間。余暇でいろいろやっているアイドル堂本剛がいるけれど、アーティスト堂本剛には次のソロのステージで会えるんだと…。

キンキはやっぱり王道ジャニーズの世界。歌の質や音の質は問わない、あくまでエンターテイメントを優先する世界。そこでは、剛さんはアイドルとして自分を割り切ってやっていくつもりなのでしょう。ソロが続けられるかぎり、無理やりソロの世界を持ち込もうとはしないでしょうし、ふたりのバランスを考えてステージをつくりあげるつもりだと思います。

技術的には、口パクにするのか、ナマで歌うのか、そんな基本的なことまで、まったく意見が分かれるだろうし、舞台構成から曲目まで、すべて食い違うと思います。でもそれをふたりがどうやって融合し、ソロとはまったく別のキンキブランドを創れるか、お手並み拝見したいと思います。

ま、アイドル剛も嫌いじゃないしね。LIVEになれば、剛さんの魅力も全開でしょうし。バリバリ踊る剛さんも堪能させていただきましょう。全部口パクでいいぞ〜ソロ以外は。そのかわり、本気出して踊ってくださいませ。

追伸

文章むちゃくちゃですね。意味わからんでしょう?書いている私もわからん。要するにソロの剛さんがむちゃくちゃ好きだ〜ということですわ。そしてそれ以外は、気にしない、かまわない、関係ない〜と自分で確認したということです。いまさらですけれど、そこがなかなか割り切れなかった。

キンキに期待してないって言ってるようなもんですが、キンキキッズのブランドにももう一度惚れられるもんなら惚れたいなあと淡い期待も捨てきれないのも確かです。そうできたら儲けモノ。でも無理しないことにしました。それが穏やかに過ごすための“コツ”のようです。

キンキの将来についても無駄に心配するのは止しました。期待しなければ、腹も立たない。期待以上のすばらしさだったら、喜びも倍です。うん、ソロの剛さんさえいてくれれば文句なし!邪魔すんなよ!ぐらいですね、注文つけるとしたら。

というわけで、“むじな”テキストはこれにて完結。お騒がせしました。


追伸2
キンキキッズが大好きという方々、ごめんなさい。もうね、好みの問題なんで、どうにもならんのですよ。光一さんだけが好きな人もいれば、剛さんだけ好きなひともいて、キンキキッズ2人そろっているのが好きな人もいる。お互い上手に共存できるといいですね。





      

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