連帯感なんてぶっ壊せ - 2002年07月02日(火) クラスとしての一員を 団体としての関係を 嬉しそうに語る先生 ねぇ 連帯責任を果たすって何? 今日長男の授業参観があった 小学校に入って長男がちょっと変わった 自己主張が無くなったような そんな好ましくない変化が気になってた 授業参観が終わって学級懇談会 夏休みのプール当番みずやり当番を決め 先生の話。 先生はこう言った 『クラスとしての自覚が欲しい』 若い先生だ この間 初めての子供が生まれたばっかり 赴任して一年目 目を輝かせるように話す言葉はアタシには理解できなかった 休み時間になると他のクラスにワーーと遊びに行くんですよ クラス としての意識が欲しいんですよねぇ だから二学期にはクラス対抗のドッチボールを計画してます これでクラスとしての団結が芽生えると思いまして 連帯感っていうんですか?(笑 笑顔でそう言った クラスとしての団結? そんなものの意味はあるのだろうか くだらねぇ そう呟いたら 隣りにいたクラスメイトのお母さんが チラッとアタシを見た。 アタシが小学校中学校の時もそうだったな そうふと思い出した クラスとして 班として 学年として 学校として いつもどこかに所属してた はみ出る者は叩かれた 冷たい視線と脱落者の烙印を押される 個々の意思は消されて 団体としての意見が全て どうしても集団行動が苦手だった水鳥は いつも孤立した これから彼らはそんな世界に入っていくのだ 嬉しそうに語る先生を睨み付けた お前らの価値観だけで子供を潰すなよ そう思った アタシは又学校の中で 『やっかいもの』になりそうだ。 子供が嫌がるだろうか だったら黙って眺めるしかない 難しい。 子供に話した 自分で考える事が大切だと それでもし先生が違うと決め付けたら ママに話してね アナタが考えるという事が大切なのだから 言われた通りのコトをすればいいのじゃない 自分で考えなさい 周りがこうだから そんな事はママはどうでもいいのだから アナタが考えた事を教えてね ママは 先生よりアナタの言葉を聞きたいのだからね。 もし我が子が必至で考えたのなら それが『クラスとして』の『意思』と反していても 関係無い アタシが受けたように 風当たりは強くなるだろうか 同じように苦しむ時が来るだろうか 間違ってるとか正しいとか その全ての基準が『先生』にならないよう アタシはどうすればいいのだろう 噂を聞いた 長男の担任の先生は 決め付けるタイプらしい。 決めたら絶対譲らないタイプらしい。 これからの生活が大変そうだな 馬鹿馬鹿しい連帯感と団結力を 何より求めるタイプなら。 子供の意思を奪われないよう アタシに何ができるだろう アタシと同じように 無表情でやり過ごすようにならないよう どうすればいいだろう クラスなんて 学年なんて 学校なんて そんな枠組み ぶっ壊せれたらいいのに 遠い過去を思い出し くだらねぇと呟いた。 水鳥。 ...
|
|