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2005年12月10日(土) SAYURI

出演した役所広司が「日本人が見ればおかしいと思うかもしれないが」
と語っているように、『ラスト・サムライ』ほど時代考証に
こだわった作品ではない。

いや、むしろ、まったくといっていいほど、こだわってはいない。
だから、衣装もセットもかなり妙だし、
劇中の日本舞踊など監督の前作『シカゴ』のダンスみたいだ。

そもそも、登場人物は全員英語を話しているし
(しかも、中途半端に日本語が混じっていて奇妙だ)
つまり、映画『SAYURI』は、
決して日本のゲイシャ文化を描いたものではなく、
「和風味付けのファンタジー世界を舞台にした、
恋愛ドラマ」なのである。

だからこれを日本人が見ると、
日本を描いた映画を見ているはずなのに、
お客さん気分を味わうことになる。

気になったのが大後寿々花(おおごすずか)日本人。
SAYURIの幼少時代の千代役
この子の演技も光ってた(^o^)丿
もしアカデミー取るならこの子に助演女優賞を取らせたい。

● SAYURI
製作:スティーヴン・スピルバーグ
監督: ロブ・マーシャル
出演: チャン・ツィイー/渡辺謙/役所広司/工藤夕貴


ハリウッドが全世界に贈る、華麗なる美の饗宴――。

主人公は、貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中で、すべての希望を見失ったとき、彼女に運命の出会いが訪れる。「こんな美しい日に、悲しい顔は似合わない」――そう声をかけたのは、立派な身なりをした“会長”と呼ばれる、一人の紳士だった…。「もう一度、あの人に会いたい…」儚い願いを胸に、少女は美しく変貌を遂げ、ミステリアスな輝きを放つ瞳と天性の聡明さによって、やがて花街一の芸者“さゆり”となる。そして、ついに芸者として会長と再会することになるが、その先には過酷な運命と激動の時代が待ち受けていた…


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