Reality+??
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| 2008年08月26日(火) |
侵蝕される潜在意識。 |
人生1秒たりとも同じ時間は巡っては来ない。 今日の1秒は最初で最後の1秒であり、永遠の1秒なんだ。
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焦げ付くアスファルトの匂いが和らいで、 熱気を帯びた風が吹き抜けていく。 漸く日が落ちれば幾分かひんやりと涼しげな時期になってきたが、 未だ炎天下の時間帯は熱さを孕んだ空気が身体を掠め 湿気がある空気はねっとりと絡み付き、体力を奪っていく。 汗を拭いながら、癖になった動作で校舎を見上げた。 彷徨う様な目線が止まるのは何時も1ヵ所の窓。 今は閉じられている、3階角の美術室の窓。
ほんのわずか数週間前、窓は何時も開いていた。 閉まっている理由はなんてことは無い。 其処にもう、所有者が居ないのだ。 あの部屋の主が、もう居ない。
・・・関係無い。 そう思って視線を外すのに、気がつけば何時も無意識に窓を見てしまう自分が居た。 それは無意識というよりも、癖の様だった。 ふとした瞬間、探してしまう。 あの色を。
「・・・ちっ」
窓が開いてい様と、閉まってい様と如何でも良いのだ。 只自分は、其処から覗く、金と黒のアシンメトリーが酷く気に入っていた。 其れだけの事だ。 只、其れだけの。
遠くから蝉時雨が聞こえる。 今日も窓は閉じられたまま、夏が終わろうとしている。
(色彩依存)
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