Reality??
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2008年01月26日(土) その手の許容範囲。

手持ちの荷物は一杯だった。

思えば随分遠くまで来たもので、最初に比べれば随分荷物も増えた。
必死に抱えてきた荷物。吟味した物もあれば、衝動的に気に入った物も、
知らず手に取った物も、全てを子供の傲慢さで持ってきた。
息を切らしても、足が縺れても。
僕は選べる強さも。捨てる勇気も持ってなかったから。

「もう、そろそろ。整理しなければいけないよ?
重くて動けないだろう?」
誰かが言った。

「でも、全部大事なんだよ。
全部持って行きたいんだよ。
全部全部。捨てるなんて出来ない。」

「そう?
でも、それは、全てが貴方に本当に必要な物なの?」

必要かどうかと問われると、言葉に詰まる。
確かに先に必ずしも必要ではない物もある。
だけども。

「全部、大切なんだよ。
どれ1つと、亡くしたく無い。」

「これから先も、旅を続けるんだろう?
大事な物を持ちすぎると、動けなくなるよ。
置いて行きなよ、此処に。預かってあげる。君の荷物。君の大事な物。」

だから、荷物を減らして、少しだけ肩を降ろして生きな。




手持ちの荷物は、軽くなった。
選べる強さも捨てる勇気も持ってなかった僕は、少しだけ荷物を預けて。
捨てる訳じゃない。亡くす訳じゃない。
ほんの少しだけ、依存させておくれ。
そうして僕は又、旅を続けるのだ。

果てし無く広がる、生きるという旅を。


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