このイライラは何なのか?
それは、 仕事上の立場と、 仕事から得られる成果と、 一向に進展も展開も無い女性関係と、 目の前のバイクの種類と、 そららすべてが23歳大卒フリーターという状況に圧し掛かっているという現実を前にした焦燥感であろう。
では、どうするべきか? まず、アルバイトに見切りをつけて就職先を見つけるべきである。 それはもはやライター職に限る必要は無い。 ただ「書く」という行為が人生の中で一部でも残されていれば良いのではないかと思い始めたからだ。 私は元来、書きたいわけではなかったのだから。 私は書くしか他に道が無いわけではないのだから。 私が書くことの必然性は未だ薄い。 そして、もっと積極的に異性と触れ合うべきなのだ。 これはすぐにでも実践できる。 私の異性に対する態度が変なのは周知のことであろう。 が、今は好機なのだ。 行動に移すべき時なのだ。
そして、明日は後方排気に手をつけようと思っている。 「いいからバイクを貸してくれ!」 この苛立ちはバイクを走らせるに十分な動機になりえると思うのだ。 つまり、僕にとってバイクとはそういうものなのだ。
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