洞察力を鍛え上げること。 才能のない者が、それでも何かを成し得ようとするなら、それは必須の能力だと思う。
現状を把握する。 自分の能力を把握する。 そして、致命的な部分を見逃さない。 それを見逃せば、後に自分が致命的な窮地に立つような事。 それを見逃さない能力。 あるいは、それを逃せば二度と手に入らない機会。 それを見逃さない能力。 それが洞察力。
いちおー、自分なりにそれを磨いてきたつもりだった。 致命を見極め、小事は最小限の労力で切り抜ける。 好機を見極め、大事は最大限の能力を、最大限生かせる形で発揮する。 そうやってきた鍛えてきたつもりだったのに、致命的エラーを犯した。
さすがに堪えた。 こんなのは難なくクリアーできる小事だと思っていたのに。 あっけなくつまづいた。まだ、こけてはいないけれど。 いや、つまづかないようにそれなりの努力はしたはずだけれど。 動向を見誤った。 致命的な部分に気付かなかった。 他の誰もが簡単にクリアー出来てしまうところを、難なくつまずいた。 障害も何も無かったのに、簡単につまづいてしまった。 これは洞察力が足りなかったからだ。
それがショックだったのだと。 今までそれなりに鍛えてきたはずだった洞察力は、あまりにも簡単に自分をつまづかせた。 誰でも難なく通過できるところでつまづいた。 それがショックだったのだろう。
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