Life is like a box of chocolates
Jimi Kendrix



 真夜中のフリスビー あるいは ただそこにある駐車場 そして 見つめあう僕ら

それはすごく広い駐車場
夜中12時になると突然現れ
深く暗くそこに存在した
どこまでも先が見えなくて
何もかも飲み込みそうな勢いで
君が持ってるフィッシュフリスビー
飛ばしたら帰ってきそうになくて
そのままどこかへ
飛んで行ってしまったんだ
そんな風に闇に葬り去ったのだ
僕らはあのフリスビーを

きっと僕の手元から
離れたがっていたのかもしれない

僕らは大して探しもせず
さっさとあきらめて
二人で手を繋いで
歩き出した

君は立ち眩み
僕は眩暈が
揺らめいて
僕らの頭上に
夜空に星は瞬き
二人で瞬きをして
目配せをする
そしてミツメアウ

エレクトリックヴァイオリンが奏でる
君と僕の脳の中に
僕らの中に
直接入ってくる
砂糖さんの声はとても優しくて
とても甘かった

二人で片方ずつの
ヘッドフォンを分け合って
魚男たちの歌を聴きながら
酔っ払いながら
帰ったんだ
二人の部屋へと

そして不眠でチョコを食べてる朝に
二人でキスをした

それからゆっくり
ぐったりと眠ったんだ

おやすみ 新しい朝に
おやすみ 新しい陽に
おやすみ 新しい日に
おやすみ 




2005年01月28日(金)
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