シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!

大した事じゃないけど誰かに喋りたい…

2006年07月16日(日)  珍事件発生

昨日の事なのですが。

カウンター業務用に、マネキンさんに来てもらっています。
マネキンさんとは、べつに人形じゃありません。
派遣販売員ですね。

さて、初日から数日は何人かが交代で来ていましたが
ここ1週間ぐらいは、同じ子が来ていました。
こぉれがさ…
いや、バイトの私が口を出す問題じゃないかもしれないけど。
なんとも、困ったちゃん。

初日は普通の子かと思われたらしい←私は休みだった
2日目、超ミニスカートをはいて来て、さっそく百貨店から怒られたらしい←私は連休だったのだ
3日目…来なかった
昨日怒られた事を根に持って、ドタキャンかっ?!と思いきや
どうやらシフトを間違えてしまったらしい事が後々発覚。
4日目、シレッっと出勤してきたらしい…←またまた私は休みだった

「昨日はご迷惑をおかけしてすいませんでした…」

・・・・・・・・・・・・とかもなく。
シレッっと。

はぁ…(@_@;)
どういう子なの?
会計に行って貰って、帰ってくると一応「ありがとうございます」
と、声かけるんだけど知らん振りだし。
若いから?と言っても社会人やってるんだから、最低限の挨拶ぐらいは…
っていうか、派遣会社から派遣されてるんだから、
派遣会社もそれぐらいの研修しとけよ!って話ですが。
なんだか不思議な子らしいと皆が思い始めた時、事件が発生。

早番Aさん。次の出勤が私。
その次の出勤が不思議ちゃん。

彼女の出勤時間の直前ぐらいに、派遣会社の人がやってきました

「すいません、いつも来ているあの子なんですが…
1時間ほど遅れると連絡がありましたので…

あそ。ま、仕方ないよね?と、私とAさんが了承。
考えてみれば、派遣会社は平気で1週間出勤とかやらせるしね〜…
具合でも悪くなっちゃったのかな?大丈夫かな?
↑まだなんとか好意的に考えられる状態
なんて話しているところへ、長期マネキンのBさん出勤。

「不思議ちゃん遅れるんだって」
と言うと、Bさんが怪訝な顔をして
「具合でも悪いんですか?でも昨日、べつに平気な顔して帰りましたけど?」
と言うので、
いや、べつに具合が悪いと決まったわけじゃないんだけどね。

…?あれ?
っていうか、なんで遅れるんだろうね?
そもそも、理由聞いてないよね?
という事に気付く。

1時間後、遅番の店長が出勤。
もう、忙しくっていっぱいいっぱいの店長は、来るなりAさんを捕まえて
Aさんの異動について話を始めました。
あぁ、ようやく決まったんだね〜…
なんて、遠巻きに私とBさんが見守りながら(笑)話していると

あれ?後ろを何か通ったよ?

「オハヨーゴザイマ〜ス」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(・・?
不思議ちゃんが普通に出勤。

え?
シレッっと出勤?…(@_@;)
・・・・・・・・・・・えっ?えぇっ?

えーとえーと…(・・?
理解不能の行動に、私とBさんが目をパチクリさせていると
売り場に出た彼女が、近寄って来ました。
あ、あぁ、改めて「すみません」って言うつもりだったのかな?

「派遣会社から、遅れるって連絡ありました?」
「・・・・・・・・・・・・・・あ、あぁ…あったよ」←聞かれたことに答えるのが精一杯の私
「そうですか。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
…そんだけ?…そんだけ。
謝罪の言葉…とか…?←もちろんナシっ

Aさん昼休憩に出る。
残された私とBさんは、
パチクリ。
パチクリパチクリ。

ちょっと待って。あり得なくない???????
店長、遅れたって気付いてるのかな?
そりゃ、メモは貼ってあるけど忙しすぎて気付いてない可能性もあるよね。

だけどさ、だってさ、
当然、彼女の口から
店長に御詫びの一言があると思ったんだもん!


Aさん帰って来たので、私がランチに出る。
BさんとAさんと不思議ちゃん。
さりげなくAさんが「今日は何時に帰るの?」(←遅れた分、後ろにずらすつもりなの?の意味)
と、聞いたらしい。
そして、答え。
「え?…べつに…??シフト通りですけど?」

あのね、マネキンって一日7.5時間という契約なんです。
だから、本来なら1時間遅れたら、1時間遅く帰るのが当たり前。
だけど、彼女のシフトから1時間遅くしたら、店閉まっちゃう!
↑マネキンは販売しかできないから、閉店後は用がない
とかなんとか言う以前に…「シフト通りですけど?」…ってナニ?(@_@。

私がランチから帰ってくると、Bさんがまだ居ました。
あれ?ランチは?
本来なら、不思議ちゃんが先だけど、遅れて来たからBさんの方が先に来てたのに?
「彼女、スケジュール通りの時間になったら休憩行っちゃいました。
 『遅れてしまったんですけれども、スケジュールどおりに出たほうがいんでしょうか?』
 …とかもなく。時間になったらシレッっと。」

・・・・・・・・・・・・・・・・。

さて、午後休憩を回す時間になりました。
まず、私の番かな〜?と思って当日タイムスケジュールを見ると、
担当の関係で、不思議ちゃんの休憩の方が先になってる。
・・・・・・そりゃ、彼女が時間通りに来てれば、それでも納得できるよ?
でもさ、でもさ、彼女より2時間も前に来てる私の休憩の方が後なのっ?!

プチッ。ちょっとムカッ
だいたい、店長はちゃんとメモを読んだんだろうか?
まだるっこしいので、直談判に出ましたよ、私。

「てんちょぉ、(チラッっと横見)彼女遅刻したのは知ってる?」
「知ってるけどさ…スケジュール立てた時点では、
   彼女が遅刻するなんて予定に無かったじゃん」
「そぉだけどぉ…そ〜だけどさ〜〜…」

「予定」は「予定」であって「決定」ではないと思うのぉ…。
っていうかねっ!不思議ちゃんがちゃんと申告しない事も腹立たしいけど
店長がちゃんと注意しない事にも腹立ててんの、私達っ!
…という雰囲気でブチブチ横で文句言ってみる(笑)
↑だって、皆が言え言えって言うんだもん〜

ふと、遅刻した事は知ってたけど、
そういえば何故遅刻したのかを知らない事に気付いた店長。
ようやく不思議ちゃんに、お声掛かり。←違うだろ(笑)

「○○さん、今日は何時から?」←まず確認する店長
「12時です」←即答

・・・・・・・・おいおい、ナニ端折って答えちゃってんの。
本当は11時だけど、来たのは12時、だろうっ?!
↑ちょっと離れて聞いてる私(笑)

「・・・・・・・・・・え、なんで?」←さすがに、ムッっとした店長
「え??派遣会社に連絡したので…」
「いや、連絡はしても、それは理由じゃないよね?
 寝坊したとか、電車が遅れたとか、遅れた理由は?」

「チケットを取りに行ってました」
…?
……??
………???
↑言われた事が理解できず、非常にマヌケな顔になってしまった店長…と私

「旅行代理店に。チケットを。取りに行ってました。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・埴輪になる店長…と私。
↑わかりやすく言って頂いても脳に到達しない店長…と私

「そ…それは……え……なんか…違うよ…ね?」
↑仕事を遅らせて良い理由にはならないよね、と言いたかったんだろう…たぶん
私より、一瞬早く復活した店長が息も絶え絶えに、ようやくそれだけ言うと
ちょうどお客さんが、「すいませ〜ん」と店長に声かけちゃった!
「あ…は、ハイ…いらっしゃいませ」

と、店長の目が離れるや否や
シレッっと休憩に行っちまいましたよ、不思議ちゃん。
↑普通、今大事な話してるんだから、中断しても待ってる…よね?

ぽつ〜〜〜〜ん…
衝撃の理由に、一人取り残された私(笑)

接客を終えた店長が、そっと近寄ってきてつぶやきました。
「…ありえないでしょ、あの子…」
うん、ありえない。

「もう、腹立つだけだから聞かなきゃ良かったよ、あんな理由!
 あんな子に金払ってるのかと思うと、ムカムカするっ!」
うん、腹立つね。

「この前のすっぽかしだって、その後一言もすいませんとも言ってこないし、
私も腹立って悔しいから、一言も聞かなかったけどさっ」
うん、相手にしたくないよね

いやだって、もう私も繰り返す以外ありませんよ。
Bさんに「あのね…チケット取りに行ってて遅れたんだって」と教えてあげると、
Bさん、衝撃の理由に瞬きも忘れる。
「…目玉、落っこちちゃうよ?」←本気で心配する私
「あ…ありえない…マネキンとしてありえない…」
いや、マネキンとしてどころか、社会人としてありえないけどね。

もちろん、彼女は時間通りになったらシレッっと帰って行った…らしい。

堂々のおまけ付で。
彼女が帰った後、百貨店の社員が飛んできたそうで。
どうやら、客用のトイレを使って帰ったそうです。
↑当たり前だが、もちろん裏のトイレを使わなければいけない

「今時の若い子ってみんな、あぁなのっ?!」
店長の叫びがババくさく聞こえますが、
いや〜〜〜〜〜〜…彼女自身の問題じゃないかな…

で、このなが〜い話、昨日の話なわけですが。
本日、彼女はお休みでした。(別の人が派遣されてくる)

ん?…休み?

だったら、今日チケット取りに行けよっ!!
って話じゃありませんこと?


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