昨日の事なのですが。
カウンター業務用に、マネキンさんに来てもらっています。 マネキンさんとは、べつに人形じゃありません。 派遣販売員ですね。
さて、初日から数日は何人かが交代で来ていましたが ここ1週間ぐらいは、同じ子が来ていました。 こぉれがさ… いや、バイトの私が口を出す問題じゃないかもしれないけど。 なんとも、困ったちゃん。
初日は普通の子かと思われたらしい←私は休みだった 2日目、超ミニスカートをはいて来て、さっそく百貨店から怒られたらしい←私は連休だったのだ 3日目…来なかった 昨日怒られた事を根に持って、ドタキャンかっ?!と思いきや どうやらシフトを間違えてしまったらしい事が後々発覚。 4日目、シレッっと出勤してきたらしい…←またまた私は休みだった
「昨日はご迷惑をおかけしてすいませんでした…」
・・・・・・・・・・・・とかもなく。 シレッっと。
はぁ…(@_@;) どういう子なの? 会計に行って貰って、帰ってくると一応「ありがとうございます」 と、声かけるんだけど知らん振りだし。 若いから?と言っても社会人やってるんだから、最低限の挨拶ぐらいは… っていうか、派遣会社から派遣されてるんだから、 派遣会社もそれぐらいの研修しとけよ!って話ですが。 なんだか不思議な子らしいと皆が思い始めた時、事件が発生。
早番Aさん。次の出勤が私。 その次の出勤が不思議ちゃん。
彼女の出勤時間の直前ぐらいに、派遣会社の人がやってきました
「すいません、いつも来ているあの子なんですが… 1時間ほど遅れると連絡がありましたので…」
あそ。ま、仕方ないよね?と、私とAさんが了承。 考えてみれば、派遣会社は平気で1週間出勤とかやらせるしね〜… 具合でも悪くなっちゃったのかな?大丈夫かな? ↑まだなんとか好意的に考えられる状態 なんて話しているところへ、長期マネキンのBさん出勤。
「不思議ちゃん遅れるんだって」 と言うと、Bさんが怪訝な顔をして 「具合でも悪いんですか?でも昨日、べつに平気な顔して帰りましたけど?」 と言うので、 いや、べつに具合が悪いと決まったわけじゃないんだけどね。
…?あれ? っていうか、なんで遅れるんだろうね? そもそも、理由聞いてないよね? という事に気付く。
1時間後、遅番の店長が出勤。 もう、忙しくっていっぱいいっぱいの店長は、来るなりAさんを捕まえて Aさんの異動について話を始めました。 あぁ、ようやく決まったんだね〜… なんて、遠巻きに私とBさんが見守りながら(笑)話していると
あれ?後ろを何か通ったよ?
「オハヨーゴザイマ〜ス」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(・・? 不思議ちゃんが普通に出勤。
え? シレッっと出勤?…(@_@;) ・・・・・・・・・・・えっ?えぇっ?
えーとえーと…(・・? 理解不能の行動に、私とBさんが目をパチクリさせていると 売り場に出た彼女が、近寄って来ました。 あ、あぁ、改めて「すみません」って言うつもりだったのかな?
「派遣会社から、遅れるって連絡ありました?」 「・・・・・・・・・・・・・・あ、あぁ…あったよ」←聞かれたことに答えるのが精一杯の私 「そうですか。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 …そんだけ?…そんだけ。 謝罪の言葉…とか…?←もちろんナシっ
Aさん昼休憩に出る。 残された私とBさんは、 パチクリ。 パチクリパチクリ。
ちょっと待って。あり得なくない??????? 店長、遅れたって気付いてるのかな? そりゃ、メモは貼ってあるけど忙しすぎて気付いてない可能性もあるよね。
だけどさ、だってさ、 当然、彼女の口から 店長に御詫びの一言があると思ったんだもん!
Aさん帰って来たので、私がランチに出る。 BさんとAさんと不思議ちゃん。 さりげなくAさんが「今日は何時に帰るの?」(←遅れた分、後ろにずらすつもりなの?の意味) と、聞いたらしい。 そして、答え。 「え?…べつに…??シフト通りですけど?」
あのね、マネキンって一日7.5時間という契約なんです。 だから、本来なら1時間遅れたら、1時間遅く帰るのが当たり前。 だけど、彼女のシフトから1時間遅くしたら、店閉まっちゃう! ↑マネキンは販売しかできないから、閉店後は用がない とかなんとか言う以前に…「シフト通りですけど?」…ってナニ?(@_@。
私がランチから帰ってくると、Bさんがまだ居ました。 あれ?ランチは? 本来なら、不思議ちゃんが先だけど、遅れて来たからBさんの方が先に来てたのに? 「彼女、スケジュール通りの時間になったら休憩行っちゃいました。 『遅れてしまったんですけれども、スケジュールどおりに出たほうがいんでしょうか?』 …とかもなく。時間になったらシレッっと。」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
さて、午後休憩を回す時間になりました。 まず、私の番かな〜?と思って当日タイムスケジュールを見ると、 担当の関係で、不思議ちゃんの休憩の方が先になってる。 ・・・・・・そりゃ、彼女が時間通りに来てれば、それでも納得できるよ? でもさ、でもさ、彼女より2時間も前に来てる私の休憩の方が後なのっ?!
プチッ。ちょっとムカッ だいたい、店長はちゃんとメモを読んだんだろうか? まだるっこしいので、直談判に出ましたよ、私。
「てんちょぉ、(チラッっと横見)彼女遅刻したのは知ってる?」 「知ってるけどさ…スケジュール立てた時点では、 彼女が遅刻するなんて予定に無かったじゃん」 「そぉだけどぉ…そ〜だけどさ〜〜…」
「予定」は「予定」であって「決定」ではないと思うのぉ…。 っていうかねっ!不思議ちゃんがちゃんと申告しない事も腹立たしいけど 店長がちゃんと注意しない事にも腹立ててんの、私達っ! …という雰囲気でブチブチ横で文句言ってみる(笑) ↑だって、皆が言え言えって言うんだもん〜
ふと、遅刻した事は知ってたけど、 そういえば何故遅刻したのかを知らない事に気付いた店長。 ようやく不思議ちゃんに、お声掛かり。←違うだろ(笑)
「○○さん、今日は何時から?」←まず確認する店長 「12時です」←即答
・・・・・・・・おいおい、ナニ端折って答えちゃってんの。 本当は11時だけど、来たのは12時、だろうっ?! ↑ちょっと離れて聞いてる私(笑)
「・・・・・・・・・・え、なんで?」←さすがに、ムッっとした店長 「え??派遣会社に連絡したので…」 「いや、連絡はしても、それは理由じゃないよね? 寝坊したとか、電車が遅れたとか、遅れた理由は?」
「チケットを取りに行ってました」 …? ……?? ………??? ↑言われた事が理解できず、非常にマヌケな顔になってしまった店長…と私
「旅行代理店に。チケットを。取りに行ってました。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・埴輪になる店長…と私。 ↑わかりやすく言って頂いても脳に到達しない店長…と私
「そ…それは……え……なんか…違うよ…ね?」 ↑仕事を遅らせて良い理由にはならないよね、と言いたかったんだろう…たぶん 私より、一瞬早く復活した店長が息も絶え絶えに、ようやくそれだけ言うと ちょうどお客さんが、「すいませ〜ん」と店長に声かけちゃった! 「あ…は、ハイ…いらっしゃいませ」
と、店長の目が離れるや否や シレッっと休憩に行っちまいましたよ、不思議ちゃん。 ↑普通、今大事な話してるんだから、中断しても待ってる…よね?
ぽつ〜〜〜〜ん… 衝撃の理由に、一人取り残された私(笑)
接客を終えた店長が、そっと近寄ってきてつぶやきました。 「…ありえないでしょ、あの子…」 うん、ありえない。
「もう、腹立つだけだから聞かなきゃ良かったよ、あんな理由! あんな子に金払ってるのかと思うと、ムカムカするっ!」 うん、腹立つね。
「この前のすっぽかしだって、その後一言もすいませんとも言ってこないし、 私も腹立って悔しいから、一言も聞かなかったけどさっ」 うん、相手にしたくないよね
いやだって、もう私も繰り返す以外ありませんよ。 Bさんに「あのね…チケット取りに行ってて遅れたんだって」と教えてあげると、 Bさん、衝撃の理由に瞬きも忘れる。 「…目玉、落っこちちゃうよ?」←本気で心配する私 「あ…ありえない…マネキンとしてありえない…」 いや、マネキンとしてどころか、社会人としてありえないけどね。
もちろん、彼女は時間通りになったらシレッっと帰って行った…らしい。
堂々のおまけ付で。 彼女が帰った後、百貨店の社員が飛んできたそうで。 どうやら、客用のトイレを使って帰ったそうです。 ↑当たり前だが、もちろん裏のトイレを使わなければいけない
「今時の若い子ってみんな、あぁなのっ?!」 店長の叫びがババくさく聞こえますが、 いや〜〜〜〜〜〜…彼女自身の問題じゃないかな…
で、このなが〜い話、昨日の話なわけですが。 本日、彼女はお休みでした。(別の人が派遣されてくる)
ん?…休み?
だったら、今日チケット取りに行けよっ!! って話じゃありませんこと?
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