「ライオンと魔女」を見に行ってきました。 感想は…う〜ん…
本の楽しみと、映画の楽しみって、やっぱり別物なんだなぁって。 今、原作を読み返している途中なのですが…。 (「ライオンと魔女」はもう読み終わったよ。今は、「魔術師のおい」が終わったところ) 原作で細かく書かれていた、 ワクワクするような心の描写がやっぱり映画にはない。 ライオンのたてがみに顔を埋めるのが、どんなに素敵な気持ちかとか、 そういう、憧れみたいなドキドキ感がないんだよねぇ…。 本はそういうところで、ルーシーの気持ちになれたり、 スーザンの気持ちに慣れたり、ピーターの気持ちになれたりして、 登場人物と自分の距離がすごく近いんだけれども、 映画は自分の体験ではないという、はっきりとした境があると思う。 その代わり、本ではいまいち伝わりきらない…というか、 そこまで?とは思わなかった戦闘のシーンなんか迫力だし、 本ではなかなか伝わらない「音」が聞こえてくるのがいいですね。
でも、あの映画の何がヘンって… あれだけ壮大なスケールの戦闘シーンまで用意しておいて 狼を倒そうが、「剣をぬぐえ」と言われようが ライオンが魔女に襲いかかろうが 一適の血もスクリーンには見えないって事ですよ… いくら、子供が見ると言っても、あまりに不自然だなぁ。
もう1つ、ピーターってもっと子供かと思ってた。 全体にもっと歳の近い兄弟かと思ってたんだけど…、ルーシーはもう少し大人かと思ってたし…。 まぁ、あれはあれで、原作とは別の物だと思った方が面白いかも。 決して面白くないわけではないから。
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