シルバー王女の鵜の目鷹の目耳ダンボ!!

大した事じゃないけど誰かに喋りたい…

2006年03月22日(水)  ナルニア国物語

「ライオンと魔女」を見に行ってきました。
感想は…う〜ん…

本の楽しみと、映画の楽しみって、やっぱり別物なんだなぁって。
今、原作を読み返している途中なのですが…。
(「ライオンと魔女」はもう読み終わったよ。今は、「魔術師のおい」が終わったところ)
原作で細かく書かれていた、
ワクワクするような心の描写がやっぱり映画にはない。
ライオンのたてがみに顔を埋めるのが、どんなに素敵な気持ちかとか、
そういう、憧れみたいなドキドキ感がないんだよねぇ…。
本はそういうところで、ルーシーの気持ちになれたり、
スーザンの気持ちに慣れたり、ピーターの気持ちになれたりして、
登場人物と自分の距離がすごく近いんだけれども、
映画は自分の体験ではないという、はっきりとした境があると思う。
その代わり、本ではいまいち伝わりきらない…というか、
そこまで?とは思わなかった戦闘のシーンなんか迫力だし、
本ではなかなか伝わらない「音」が聞こえてくるのがいいですね。

でも、あの映画の何がヘンって…
あれだけ壮大なスケールの戦闘シーンまで用意しておいて
狼を倒そうが、「剣をぬぐえ」と言われようが
ライオンが魔女に襲いかかろうが
一適の血もスクリーンには見えないって事ですよ…
いくら、子供が見ると言っても、あまりに不自然だなぁ。

もう1つ、ピーターってもっと子供かと思ってた。
全体にもっと歳の近い兄弟かと思ってたんだけど…、ルーシーはもう少し大人かと思ってたし…。
まぁ、あれはあれで、原作とは別の物だと思った方が面白いかも。
決して面白くないわけではないから。


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