白馬鹿日記

2007年06月19日(火) 蜘蛛

しかしまあ次々と色んな生き物が出てくるアパートだねここは。
というワケで蜘蛛である。実は蜘蛛は決して嫌いではない。ハエトリグモなんかかわいいと思うし、女郎蜘蛛あたりもきれいだし素手で触るのに躊躇は無い。それでもやっぱり、たとえばやたら馬鹿でかいとか咬まれると腕が腫れ上がって1週間は苦しむとか場合によってはそのまま彼の岸へ渡っちゃうとかいう種類は勘弁していただきたい。今回出たのはアシダカグモ。もちろん毒は無いし話によるとゴキを捕まえてくれるそうでむしろ益虫(虫と言っていいんだよな?昆虫ではないが)と呼んで良いナイスガイなのだがいかんせん馬鹿でかい。実はアシダカグモを実際に見たのはこれが2回目で、前回は沖縄は与那国島でお目にかかったのだがそれはもうCDサイズを楽に越える(でも恐怖は目測を誤らせるから多分超えるが正しいかも)大きさで、ああワシは今夜こヤツに喰われて死ぬんじゃなどと2%くらいは本気で考えたものだった。毒が無いと知ったのは帰って来てからで何の予備知識もなければあれはもう南洋性凶悪極大ヤマトタランチュラモドキ以外の何者にも見えない。強烈な太陽と黒潮に鍛え抜かれた猛毒のひと咬みは大人3人を血祭りに上げると言うそれはそれは恐ろしい生き物であろう、と。それが実は歩くゴキブリホイホイであるという事を知りもうちょっと見た目が可愛ければ飼ってやってもいいんだけどねえなどと思った事もあったのだが実際に目の前に出てこられるとやはりその恐ろしさはただ事ではない。ましてや出現場所が風呂場、つまり素っ裸で何の前ぶれも無しに対峙したワケで、サイズ的には与那国の時の孫くらいのモンだったのだがそれでも足を広げれば8cmくらいはありこれはもう十分に恐ろしい。

これがゴキなら熱湯シャワー攻撃と言う手もあるが見た目がグロいとはいえ益虫は益虫。やはり殺したくは無い。蜘蛛様を刺激しないように風呂場から出てキッチンに戻り洗ってあったコンビニ弁当の容器と厚紙を持って風呂場に引き返す。もちろんパンツも穿く。興奮させるとワープに近い速度で移動するのでそっと追い詰め弁当容器をかぶせて下から厚紙を差し込んで壁から引き離す。一発で成功。すき間が出来ないようにつかみ半裸のまま玄関から外に出てリリース。ハァ。怖かった。いやあ、弁当の容器はちゃんと洗って置かにゃイカンなあ。これがカツ丼の汁まみれで放したもののその辺に張り付いて翌朝には生きたまま蟻に食われてもがいてたなんて事になったら気が重かっただろうからなあ。元はと言えば蟻対策だったんだけど別の意味で役に立ったのでありました。

というワケでついでに蟻続報。どうやらほぼ絶滅、なのだがまだゼロではない。砂糖への集中攻撃は言ってみればバルジ大作戦のようなモノであったと見て良さそうだ。が、頼みの綱のスーパー蟻の巣コロリから微妙に離れた場所で見かける事などもあり、もしやトラップに気付かれたのではないかという一抹の不安もあったりする。ま、そこまで頭がいいワケは無いのでリスク軽減のために餌採集場の拡散ってそのほうが知恵が要りそうだよなあ。何なんだろうねえ全くもう。さっさと片付いて欲しいんだけどねえ。

ちなみにこの半年で室内及び玄関先で遭遇した生き物を並べると、蟻蝿蚊蜘蛛毛虫蛾ダンゴ虫クワガタ百足ゴキブリ等々。いやあ、夏はどれだけ賑やかになるんでしょうかね。


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うるま [MAIL]

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