白馬鹿日記

2001年08月14日(火) 15年前は若かった

世間ではお盆休みというものが流行っているらしい。が、何故か私には縁が無い。考えてみるともう10年くらいは避けて通られている気がする。クライアントの担当者が、自分の休みの前に必ず仕様書を突きつけて行くせいだ。その間は催促が無い、というのがせめてもの救い。まあ、今週は少しペースを落とそう。

根が小心者なので、この隙に遊びに行ってしまうという事ができない。せいぜい部屋の掃除をするくらい。で、押入れを片していたら見慣れないスーツ袋(何か名前があるのかな?)が出てきた。サラリーマン時代のスーツは全て捨てたので、ンなものがあるわけないのだが・・・と思って開けてみると、これが何と20年近く前の革ジャケット。バンドマン時代に買ったヤツだ。うわあ懐かしい。カラカラにひからびてカビすら絶滅している。ざっと拭いて袖を通すとちょっと小さい。縮む訳はないからこれはやはり俺が成長したんだな、横に。鏡に映して見ると全然似合わないと来ている。10Kg違うからね、あの頃とは。でも、気分はすっかり20代。押入れは中断してギターの掃除を始めた。BGMはマキ&OZ。今ではクラシック・ロックだね。ついでにアンプも、と思ったところで気がついた。最後に中まで掃除したのはバンドから足を洗った頃、もう10数年前だ。隙間からのぞくとけっこう埃が積もっている。真空管なのでこのまま灯を入れたら燃えそうだ。もっとも壊れていなければ、だが。その間ほとんど音を出していないのだ。裏のパネルを外し、乾いた古歯ブラシで埃をかき出す。ごめんねごめんね放っておいて。掃除を終えてギターを繋ぎ、スイッチを入れる。パイロットランプは点いた。ボリュームを少しづつ上げる。ガバッと上げると窓ガラスが割れるのだ。あの時は怒られたなあ、大家さんに。ガリガリガリ。抵抗ノイズがひどい。でも音はちゃんと出た。真空管特有の柔らかいトーンが響く。マキのボーカルに合せて指を滑らせる。♪いつかはきっと、お前のように、翔んでみせるよ、私も♪やっぱり昔みたいには弾けないな。 Nothing is ever going to be the same.


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うるま [MAIL]

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