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ヒトの匂い ヒトの匂い ヒトの匂い
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包み込まれることが好きだからと 包み込んでくれた君の匂いがする
カーテン越しのぽかぽかなお日様に照らされた君 君の顔だけが見える 狭い狭い世界 引き寄せる腕
大きな掌が私の頬に添えられた そこをはみ出した君の手で 耳が塞がる
君の身体が脈打つ音が 私に流れてくる とても静か
潜むような息遣い 温かい身体
私が足先をくっつけると 小さな声で「ひやっこぃ」と笑う 並びの良い白い歯がちょっとだけ見える
更にぺたぺたすると 君は猫のように身を丸める
私の世界が 布団の奥に引っ込んでいく
後を追う
暗い暗い世界 君を求めて鳴いてみると 下から私をかかえこんで 私ごと、水からあがるように布団から出る
明るい世界 胸元にはちくちく坊主 顔が見たくて耳をくすぐる
ちょっと離れたかと思うと すぐに仕返しをされた その手をつかまえて
私はまた 君だけの世界を手に入れる
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