しんしん(獅子鷲)


 Past : Will 2005年02月06日(日) 



耳が痛いほどの沈黙とはよく言ったもので。
確かに、静まり返った公園を歩きながら、耳が千切れそうに痛い。
まあ、どっちかと言えば、これは寒さのせいだろうけど。
関東南部では珍しい大雪に、交通はマヒしてるし、一部地域では電気まで止まってるらしい。
雪国の大学出身の走に言わせれば「へなちょこ」な積雪量も、慣れない俺にとっちゃ大雪に思える。
そして、その走は、雪やこんこんの歌に出てくる犬のごとく、用もないのに外に出たがる…。
でっかい小犬を野放しにするわけにもいかず、付き合い良く家を出てきた俺だけれど、今となっては後悔していたり。
つま先は凍えて痛いし、ピシピシと顔にぶつかる雪のカケラも痛いし。
寒いと痛いが同義語だなんて、知りたくもないのに。

「おい、そろそろ帰ろうぜ」
「うん」

返事だけは良いんだが、こっちを振り向きもせず、いったい何をやっているのか。
誰もいない公園のど真ん中で、空をみあげてボーっと突っ立ってるので、もしやUFOでも呼んでやがるんじゃないかと、ちょっと疑ってみたりして。

「おまえ、寒くねぇの?」
「んにゃ、寒いけど」
「風邪ひいてもしらないぞ」
「うん」

ほんと、返事だけは良いんだが…。

あきれて、ため息を落としかけた俺の背中を、ちょいちょいッとつつくので、しぶしぶ振り返ったら、顔は上に向けたまま、

「…ね、岳。聞こえる?」
「なにが」
「雪の音。聞こえるだろ?」
「…」

息を殺して、耳をそばだてる。
しん、と静まり返った空気の中に、微かに響く振動。
これが雪の音か?
後から後から、途切れることなく続いていく。
しんしんと雪が降り積む。

いきなり、ぎゅっと腕をつかまれて我に返ったら、顔についた水気をぬぐいながら、走が笑っていた。

「こっちの雪は水気が多いから、音が重いよね」
「…そんなん区別つかねぇよ」


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スキー!スキー!
スキー行きたいよぅ。一年に一回はゲレンデに行かないと脚が疼く…(そわそわ)ウィンタースポーツって何であんなに楽しいんだろう。
何で今年に限って大雪なんだろう。
新潟の親戚に電話をしたら、只今積雪4m。確かに例年より多いわ…

地元駅ビルのユニクロに、ふらっと立ち寄ってみたらまだまだがっつりセール中でした(笑)いつぞやの、ギャル雑誌PINKYとのコラボジャケットがありえない値段で売られていたのでつい手が出てしまいました(笑)ユニクロなのに細身で裏地がどぎついフューシャピンク。ゴールドチェーンの襟吊りまでついてます。うん、かわゆい(笑)デニムにもスカートにも合いそうだし、ほんと、なんとかとユニクロは使い様。パステル系の色物は色出しが安っぽくてアレだし、パンツ系も形が崩れやすくてあんまりだけども(笑)

今度はノンノとコラボしてますね。集英社系はユニクロと(ノーブルスラッシュ!)


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