にがうり(鮫と鷲。いつもの料理ネタ)


 Past : Will 2004年08月14日(土) 


「え〜。でも、それって苦いんだろ?」

作るの担当の俺が、ゴツゴツした手触りのゴーヤーを袋から出した途端、食うのが担当の海は、ブーブーと文句を垂れやがる。
最近の健康ブームで、身体に良いとチヤホヤされているのを知らねぇのか?
おかげで、日本全国津々浦々の小さな八百屋の店頭でも、安く手に入るようになったっつーのに。
まったく、無知ってーのは恥ずかしいことだ。

「薄くスライスしたのを流水にさらしておくと、ちょっとだけ苦みが抜けるから大丈夫だって。それに慣れると、この苦みがイイんだぜ?」
「ほんとかよー…」
「今から、本場仕込みのゴーヤーチャンプルー作ってやるから、黙ってろ」
「本場?」
「沖縄出身の同僚が居るからな。習った」

タオルを頭にかぶって、海賊結びで止める。
真夏でもないのに、台所は熱気ムンムン。汗が出て仕方ない。

島豆腐なんて用意できないから、固めの木綿豆腐を1丁。水気を切って置いておく。
ポークランチョンミートも用意できないから、フツーに豚肉の切り落としを適量。万年育ち盛りなので、ちょっと多めだと嬉しい。
そして、ゴーヤーを一本。
タテ半分に割って、中の種とワタをスプーンでくりぬく。
松山は苦いのがムカつくようなので、丁寧にワタぬきをして、薄くスライスしたら、塩で揉む。そして、頃合を見計らって流水にさらす。
そのスキに、フライパンに油をひいて豚肉を炒める。火が通ったら、豆腐を適度な大きさに手で割って、それもフライパンにいれて炒める。
豆腐に焦げ目がつき始めたら、ゴーヤーの水気を切って投入。
塩と醤油で軽く味付けをして、ついでに削り節を入れると風味が増して美味い。
最後に、卵3つ分のとき卵でとじて出来あがり。

所用時間は10分。

ずっと横で見ていた海は、ちょいッと菜箸でゴーヤーをつまみ食いして、

「うわ、やっぱにがい〜」

ぎゅッと顔をしかめたが、とりあえず、きっちり飲み込んで、

「でも、ビールと合いそうかも…」
「メシの上に乗っけて、ゴーヤー丼にしてもいけるぜ?」



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料理ネタ(笑)
夏といえば、最近夏野菜カレーにこってます。


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