春雨(獅子と鷲)


 Past : Will 2004年04月24日(土) 


ボタボタと大きな雨粒が地面を叩く。
じっとりと湿った空気と、生温かな風と、目に染みるような柔らかな新緑。
春の雨。

恨めしくビニ傘越しに雨雲を見上げていたら、

「春雨って似てるよなぁ」

と、わけのわからないことを言い出すバカがいた。
俺の横に。

「似てるって何に? 主語が抜けてんじゃわかんねぇよ」
「主語? そんなの春の雨に決まってるじゃん。春の雨」
「…はぁ?」

ってことはなんだ。
春の雨と春雨って似てるよなぁ。ってことか?

…バカじゃねぇの?

「春の雨みたいに透明でボタボタしてるから、春雨っていうんだろ? 似てて当たり前だろが」
「だから、その当たり前が、なんかすごいなーって言ってんだろ。考えてみろよ。最初にあの透明なツルツルを見て、『あ、春の雨に似てる!』って思わないって。普通は」
「…」

そう言われたら、確かにそうなんだが、あっさり認めるのも悔しいので、俺は黙っていた。


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なんか寒い!
早朝のSAで飲む缶コーヒーもホット。
その上雨かぁ。晴れると良いな。

何だかムショウにピアノソナタが弾きたくなったので、新しい楽譜を買って来ました。
ベートーヴェンの『テンペスト』と、あとそれから砂の器の『宿命』を(笑)
ワガさんごっこできる!(喜)


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