ちゃぷん。(獅子…鷲…?)


 Past : Will 2004年03月24日(水) 


「だって、おれ、ふろきらい!」
「そんなこと言ったって、何日入ってないの? そのうち臭ってくるよー?」
「おれはきにしない」
「俺は気にするの」
「べつにおまえがきにすることじゃねぇだろ?」
「気にするってーの。一緒に寝たりとかさぁ、するんだから。ほらはいれ〜」
「や〜だ〜っ」
「おとなしくしろって。おれがあらってあげるから、ね?」
「や〜め〜、おまえそれでもじゅういか〜」

ちゃぷっ。
お湯に入れられ、けふっと咳き込みながら、だが文句だけはしっかり言う。

「てめ、ちゃんとことわってからにしろっ」
「ごめんごめん」
「ったくよう…」
「まあそう怒るなって。ちゃんとシャンプーしたら、マッサージみたいで気持ちいよ?」
「そうか?」
「ほら」
「…ん」
「どこかカユいとこございませんか〜」
「ん…」
「気持ちイイ?」
「いい…」
「ここ? ここがイイの?」
「あ、そこはいたいから…や」
「じゃあ…こっち? ここもイイでしょ」
「あ…ん…っいい…」
「ふふ〜ちょっと恥ずかしいとこも洗っちゃおうなぁ〜♪」
「はぁ…っ」



と、甘い声が浴室に響き渡ったその時。
バタン! と、大きな音をたててスライド式のドアが開いたかと思うと、そこには目を三角に怒らせた岳が立っていた。

「走、てめぇ! セクハラで訴えてやるっ」
「人が風呂入ってるのを覗いてる岳が、逆に訴えられるんじゃない?」
「…くッ」
「別に、ガクを風呂に入れてやってるだけじゃん。そうカリカリしなさんなって」
「だから、…ッでも…ッ」
「でも、なぁに?別に岳だけのの名前じゃないもんね? 世の中に、いったい何人の『がく』がいることやら」
「屁理屈こねてんじゃねえよ」
「屁理屈、ねぇ…」

呟く走の手元で、シャンプーの泡にまみれて、みすぼらしく濡れネズミ(…濡れうさぎ?)なガクが、へくちんッと小さなクシャミをしてから、ぶるぶると頭を振った。


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うさぎは風呂にいれちゃだめ!ってのが世の中の定説なのだけれど。
きっとガクちゃんは普通のうさぎじゃないから平気。

スキーから帰ってきたら身体軽すぎでびっくり。
やぁっぱスポーツはいいなぁ〜(鮫)

演奏会が近いもので、連日連夜ピアノに触れているのですが、ちょっとないくらい調子がよいのです。時間の許す限りずっと鍵盤触ってたい。今までのバッハシューベルトモーツァルトからショパン、ドビュッシー、リスト、プロコフィエフ中心になったのでタッチの移行に手間取ったけど、イーイカンジに仕上がりそうです。自分的にはめずらしーい。ショパンなんて弾くの久しぶりだよ…


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