ドロ?(獅子…鷲?)


 Past : Will 2004年03月12日(金) 


「あれ? おっかしいな〜?」

腰にタオルを巻いたまま、イエローは首をかしげている。
そのまま固まっているので、黙って様子を眺めていたら、脱衣所の片隅で回ってる扇風機の、ウィ〜ンとかいう変なモーター音が響いて聞こえた。

「イエロー…そんなカッコで寒くない?」
「…あ。ブルー、俺のパンツしらねぇ?」

返事代わりに、振りかえるなりそんなことを言われて、俺は「ハァ?」と思わず聞き返していた。
なに? なにが無いって?

「知らないよ。部屋から持ってくんの忘れたんじゃん?」
「…ってか、履いてきたのもねぇんだけど」
「…」
「…これって、やっぱ下着ドロボウなのか?」
「…それはないよー」
「…ありえねぇよな?」
「…ありえなーい」
「…でも、履いてきたのも、履こうと思ってたのもねぇんだけど」
「…」

思わず、無言で見つめ合ってしまったが、数秒たって、お互い、ハタと我に返る。

「や、でも、誰かが間違って洗濯モンとして持ってっちゃったかもじゃん」
「だよな! 俺のパンツなんか持っていっても、何のメリットもねぇもんな」
「案外、明日あたりテトムが、『誰の〜?』って聞いてくるんじゃない?」
「あ〜、修学旅行で、よくあるよな。『忘れ物で〜す』とか言ってビニール袋に入れられてな」

なんとなく無理矢理納得して、俺たちはあんまり深く考えるのはヤメにしておいた。


そうじゃないと、怖すぎるからね。

いろいろと。


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長い長い一週間が終わった…
そういや今日は弟の誕生日だ。おめ!


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