行路難し 行路難し 岐路多し 今安くにか在る。


 Past : Will 2003年08月16日(土) 


連日の雨で、ラーメン博物館、バッティングセンター、水族館、レンタルビデオ屋、巨大ショッピングモール等行く先々は超混雑。そうこうしてるうちに夏も終わりそう。もっとプール行きたかったなぁ。


というわけで、本日は映画。
例のアレです。公開初日。

『HERO 英雄』(チャン・イーモウ監督)観てきました!

うはははは〜。前々から、『今年の夏はこれしか観ない』と言い切った手前、やはり公開初日に行かねば、と(笑)
朝起きて、英雄を観に行くことを告げると、ジェット・リー好きの弟が『俺も』と言い、チャン・ツィイー好きの父親が『行こうかな』と呟き。何故か三人で行く事になりました。珍しーいー。

で、肝心の内容。とりあえずはNOTネタバレの方向で。
多くを語ることはしませんが、『いい映画・悪い映画』という枠では括れない作品であるな、という事。中国の山紫水明を撮らせたら、チャン・イーモウ監督の右にでるものはいないであろう、という事。モチーフとなった李白の『侠客行』という詩(李白の方がこの時代よりずっと後の人間だけども)。美しすぎる九寨溝ロケの画。実際に人民解放軍が訓練を受けて演じる秦国の軍隊。気孔を駆使した華麗なる技の数々。
二転三転するドラマ。激情の紅、浪漫の蒼、追憶の碧、真実の白、そして神秘の黒。

…一つでも気になる要素のある方は是非映画館へ。

チャン・イーモウ監督の作品は、監督としてのデビュー作である『紅いコーリャン』から『あの子を探して』『初恋のきた道』(余談ですがこのチャン・ツイイーは本当に可愛らしい)『至福のとき』の言わば『幸せ三部作』、『活きる』に『上海ルージュ』『秋菊の物語』などと結構観ていますが、その中でもこの『HERO 英雄』は特殊なものだと言えると思います。始めての歴史モノだしね。
(余談ですが、『紅いコーリャン』には、自分の大好きな映画『山の郵便配達』の父親役の人が出ています。名演。)


ジェット・リー(無名)の無表情にときめき、チャン・ツィイー(如月)のこ憎たらしい可愛さに萌え、ドニー・イェン(長空)の槍術に身悶えし、ミステリアスなトニー・レオン(残剣)の一挙一動に釘付けになり、マギー・チャン(飛雪)のはっとするような美しさに息をのみ。そして何より、それらを更に素晴らしく魅せる映画美術(望遠・広角の使い分け、衣装はワダエミ)の数々。九寨溝ロケのアレは何度観ても飽きなさそうです。

ただ、アメリカンヒーローを求めている人にはお勧めできないかも。
(つまりはそういう映画です)

オリエンタル・マジック!

自分、あと2回は観る予定。
110分って短いなー、と思っていたら、中国ではロングバージョンも上映されているらしいです。日本でも是非にー!


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