| 2001年10月05日(金) |
無礼講ではなく無礼者 |
今日は私の送別会。
すごく気が重い、そして具合が悪い。 でも、招待されているので行かな訳にも行かないし・・・・
そんな気持ちで会場へと向かった。 そして、一番嫌だった部長の隣となってしまった。 その部長はセクハラで有名。 座った瞬間、逆の隣の人に『狭くない?』と聞いたら 部長が『仔猫さんはスマートだから平気だよ』と早速始まった。 最初から、部長がそんな感じならもういい、こっちも無礼講だという 気持ちに切り替わった。
部長のとなりに座ったとなれば色々な話が出てくるだろう。 来た来た来た、課長が私のことを生意気だと言っていたとか 俺は見ていた、なのになぜ相談しなかったとか 俺が聞いていれば辞めさせずに対処したとか・・・
私が辞めると言った時、知っていて席をはずしたくせに。 そんなのあとの祭りだね。 あ〜バカバカしいと思いながら聞いているともっとバカな事を言い出した。 『女には生理があるんだから、管理職が理解してなきゃいけないんだ! 課長に把握してるか?って聞いたら知らないだと?生理の時の女性は バカなんだから、何言っても通用しないんだから・・・・』 そして、トイレに行き、帰ってくるなり『仔猫はおっぱいでかいな』と ツンとした。そして200円と言った。 はぁ〜バカじゃないの?お前こそバカだよ。 そういうのは無礼講って言わないで無礼者って言うんだよ。 私だってあんたが言わなくたって、太っているの知ってるし、 それがコンプレックスになって、実際、病因にもなっているんだよ。 私が生意気?バカ言ってんじゃないよ! 管理職だとか言っていて、口ばっかしのくせして。 俺は見ていた?一番電話を取るのが早いのは仔猫だってことも 一番働いてるのも仔猫だって言うのも。 でも仔猫は厳しすぎる、きつすぎる。 そんなの辞める前に言えよ。 私が厳しかったんだよ、そうしなきゃ、やってけなかったんだよ。
こうなったらこっちが無礼者になってやる!
飲んだ飲んだ、こんなに飲んで平気なのか?
部長が『俺だって好みがある』とか言うものだから 『こっちだって好みあるし、年齢制限もありますから』と こんな時の仔猫は切り替えしが早い。 部長はもう一人の派遣さんを気に入ったらしく、どうにかちょっかい 出したがっている。 それに対して『それセクハラですよ』って言うと『うるせー』なんて 言うもんだから、こっちも『部長がうるせー』と言ってやった。 ふぅ〜ちょっとすっきり。
他の人はとてもこころよく接してくれて、色々お話できたので、 いい機会が出来てよかったと思う。
そして、退職祝い?(って言うのかな?)に ムフフフ、スキャナーをいただいた。
また復帰を待っているとまで言ってくれた。 嬉しい、でもこんな会社、もうごめんだ。 と、心で思いながらも、『ありがとうございます。』と顔は笑顔。 実際、この会社で学んだことはいっぱいある。 仕事に対する姿勢ややりがい、そして人間関係・・・
嫌な人ばかりではなかった。 実際、最後まで付き合ってくれて、無礼者に変わった私を 理解してくれた方には本当に感謝している。
こうして、寂しさもすこし残っているのだが、気持ちの整理がついた 気がした。
私は負けず嫌いで強がりで、人に『助けて』と言う事が出来ない。 それは仕事だけではなく、私生活でもそうだ。 なので、いっぱいになったところで、『ぎゃ〜』となってしまうのだ。 だから自分で自分の首をしめていた部分も大きかったと思う。 部長が言った。 『仔猫の言うことは結論なんだよ、前説がない』 確かにその通りだ。 それは自分でもわかっている。そして苦しんできた。
これからも、また辛い時もあるだろう。 苦しい時があるだろう。 悩む時もあるだろう。 駄目だと思うときもあるだろう。
しかし、きっと乗り越えていくのだろう。 いや、乗り越えていこうと思った。 だって、今回この場でむかつくこともあったが、 それより貴重なこともあったから。
最後まで付き合ってくれて 『仔猫が辞めて寂しい?寂しい?寂しい?寂しい?』と 何度も言ってうなずかせてしまった、Tさんありがとう。 そしていつも私の愚痴を聞いて、心苦しかっただろうに見守っていてくれた Hさんありがとう。
そして、皆様ありがとう。
しかし・・・部長と課長とマラソン男だけは許さないぜ! お前達は会社だけでなく、この席でも無礼者だったからな。
と、日記を一日遅れで書いている今、二日酔いでちょっとまいっている 仔猫なのでした。
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